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2015年6月 Archive

 前回の続きです。

 「PSEスイッチ」からの入力に基づき、ソレノイドバルブやLEDインジケーターを制御するため、PIC(Peripheral Interface Controller)を使うことにします。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 こちらは、以前にもご紹介した、世界最小のマイクロコンピュータ、Microchip Technology社の「PIC10F200」です。

 8ピンのPDIPパッケージで、小指の先ほどの大きさもありませんが、これでも、チップ内部に4MHzのクロックを内蔵し、処理能力1MIPSを持つ、歴としたRISCプロセッサです。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 「PICkit 3 In-Circuit Debugger」で扱うため、PIC10F200シリーズ専用の書き込み基板を作成しました。

 工房特製、大きさ26mm×22mmの、ミニミニサイズです。

 前回の続きです。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 「Porsche Sport Exhaust System」(以下、PSE)の動作を制御するための、「Combined Switch」(コンバインドスイッチ)です。

 品番は「997.613.563.01.A05」、価格は「71.70ユーロ」(約9,130円、輸送費除く)でした。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 この、「マフラーのアイコンが描かれたスイッチ」(だけ)が欲しかったのです。

 で、世の中には、「PSEコントロールキット」なるモノがあり、手元のリモコンでPSEの制御をカットし、“常時爆音化”できるパーツがあるようです。

 しかしながら、少しばかりの電気の知識さえあれば、そんなパーツに大枚をはたく必要はありません。0xF9D1

 またも、だいぶ間が開いてしまいましたが、前回の続きです。

 PCから購入すると、部品代だけで約43.0万円、個人輸入しても、約31.6万円(輸送費除く)もする「Porsche Sport Exhaust System」(以下、PSE)ですが、

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 某オークションにて、新品を14.1万円で入手することができました。

 落札価格は、20.1万円だったのですが、送られてきた商品を確認したところ、なんと、「デュアルテールパイプ」にキズが入っていることが判明。0xF9FC

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 装着すれば見えなくなるところであれば、まだなんとか我慢もできますが、さすがにPSEの“キモ”ともいうべき部品にキズがあるとなると・・・。

2015/06/13

 BBSホイールを装着し、ホイールスペーサーを装着したところで、やはり気になるのは、その“腰高感”です。

Porsche 997, H&R Low Down Spring

 ということで、前回に引き続き、文京区は千駄木、「サンライズブルバード」さんに行ってきました。

Porsche 997, H&R Low Down Spring

 H&Rさんの「ローダウンスプリング」(品番:「29188-1」、定価:82,080円)で、ダウン量は前後とも▲25mmとなります。

 左側の2本がフロント用、右側の2本がリヤ用となります。

 本来であれば、BILSTEINさんの車高調整キット(品名:「BILSTEIN B16 PASM」、定価:591,840円)にいきたいところですが、取付工賃+アライメント調整費込みで549,072円ということで、「RI-D」でだいぶ散在してしまった身としては、弱気にも(?)、スプリングのみの交換としました。0xF9C7

#まぁ、サーキットを走る訳でもないですし、“次なる構想”もありますし・・・。

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 そんな訳で、ドイツから部品が届いた訳ですが、

Porsche 997, Front Lip Spoiler, DIY

 Type 991用の「フロントリップスポイラー」(以下、スポイラー)です。

 しかも、通常のスポイラーではなく、純正オプションの「PASMスポーツシャシー」装着車用のもので、品番は「991.505.525.01.1E0」、価格は「132.67ユーロ」(約17,060円、輸送費除く)でした。

 当然ながら、Type 991とType 997とでは、“顎”の形状が異なるため、実車に仮組みして、アタリ具合を確かめます。

#“顎”というか“唇”というかは、好みの分かれるところですが、ここでは“顎”とします。
 (タイトルは“唇”と書いていますが)0xF9C7

Porsche 997, Front Lip Spoiler, DIY

 スポイラーには、ボディー側の固定穴に填め込むための嵌合が、全部で10ヶ所あります。

 一番外側(両端)の嵌合は、ボディーと干渉するため、根元から削り取ってしまいます。(水色の○の部分、左右計2ヶ所)

 それ以外の嵌合も、ボディーと干渉するだけでなく、ボディーに固定するための「基部」として活かすため(後述)、嵌合の“爪”の部分を削り取ってしまいます。(青色の○の部分、左右計8ヶ所)