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2016年1月 Archive
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 前回の続きです。

 バックカメラの取り付け(配線の引き込み)と同時進行で、ドライブレコーダーのリヤ用のカメラを取り付けます。

Drive Recorder, Yupiteru, BU-DRS911, OP-DRCM1

 こちらは、以前に取り付けたYupiteruさんのセパレート型ドライブレコーダー、「BU-DRS911」のカメラです。
(正確には、オプションの増設カメラ、「OP-DRCM1」です)

 これに替えて、Pioneerさんのドライブレコーダーユニット、「ND-DVR1」を取り付けます。

Drive Recorder, Pioneer, ND-DVR1

 カメラを取り付ける前に、少し工夫しておきます。

 カメラの取付ステー(リヤウィンドウ側)には、両面接着シートが貼り付けられた状態になっていますが、この両面接着シートの色が、「グレー」になっています。

 このままリヤウィンドウに貼り付けると、外側から見た際に、やたらと目立ってしまうこと必至です。

 前回の続きです。

 またも、だいぶ間が空いてしまいましたが、以前にリヤバンパーに埋め込んだ「バックカメラ」の配線を、車内に引き込みます。

Drive Recorder, Security LED

 まずは、作業スペースを確保するため、エアクリーナーボックスを取り外します。

Drive Recorder, Security LED

 リヤバンパー中央から出てきているのは、Pioneerさんのバックカメラ、「ND-BC8」のケーブルです。

 前回の続きです。

 今回の「セキュリティLED制御回路」では、常時電源(BAT), アクセサリー電源(ACC)の、2つの電源線が必要となります。

 常時電源は、その名のとおり、バッテリーから常時電源が供給されているもので、アクセサリー電源は、イグニッションキーをキーシリンダーに挿入した時に電源が供給されるものです。

#国産車や多くの輸入車の場合には、キーをシリンダーに挿入すると、ステアリングロックが解除され、「ACC」の位置まで回すと、アクセサリー電源が供給されるようになっているのが一般的です。

#一方、Porscheの場合には、キーをシリンダーに挿入すると、ステアリングロックが解除されるとともに、すぐにアクセサリー電源が供給されるようになっています。
(もしかすると、Porsche伝統の「ル・マン式スタート」を素早く行うため、あえて一段抜いた機構にしているのかも知れません)

 また、以前の「PSE制御回路」では、イグニッション電源(IGN)が必要でした。

 イグニッション電源は、エンジンが掛かっている状態(キーをシリンダーに挿入し、「ON」の位置まで回した状態)の時に電源が供給されるものです。

 これら、3種類の電源線が必要となり、それぞれをヒューズボックスから取り出すことにしますが、この際、きちんと系統立てて、電源線を整理することにしました。

#わざわざそこまでする必要もないのですが、まぁ、技術屋としての“気持ちの問題”ということで。0xF9C5

Drive Recorder, Security LED

 ヒューズボックスから電源を取り出す方法として、エーモンさんから「平型ヒューズ電源」という製品が発売されています。

 しかし、Porscheで使われている「平型ヒューズ」においては、許容電流量が10A, 15A, 20Aのラインナップしかなく、今回、アクセサリー電源の取り出しを予定している7.5Aのものはありません。
(最近のクルマで広く使われている「ミニ平型ヒューズ」においては、7.5A, 10A, 15A, 20A, 30Aの、幅広いラインナップがあるのですが)

 ラインナップのない電流量に対しては、「フリータイプヒューズ電源」という製品があり、これを使えば、7.5Aにも対応させることができます。

 しかし、この製品は、ヒューズ本体を収容する「ヒューズホルダ」が別パーツとなっており、これが嵩張って、Porscheの場合には、ヒューズボックスの蓋を閉めることができません。

 そこで、「ないのなら 作ってしまえ ヒューズ電源」(字余り)ということで、電流量に合わせた特製の「平型ヒューズ電源」を作ることにしました。

#別メーカーの「平型便利ヒューズ」という製品を使えば、簡単に解決できますが、まぁ、「何事もお金で解決」というのも、いかがなものかと思いまして。0xF9D1
(大した金額ではありませんが)

Drive Recorder, Security LED

 まずは、“取り出される側”の「平型ヒューズ」です。(画像手前)

 これに加工を施します。

 前回の続きです。

Drive Recorder, Security LED

 リヤテールランプユニットを取り外します。

 作業中の“不慮の事故”で後悔することのないよう、粘着力の弱い「フィットライトテープ」で、テールランプ周りを養生しておきます。

Drive Recorder, Security LED

 2ヶ所のトルクスボルト(T25)を外し、ランプユニットを車両後方にゆっくりと引き出します。

2016/01/11

 早いもので、Carrera Sを購入してから、間もなく3年が経とうとしています。

Porsche 911 Carrera S Type 997 Phase 2

 Porscheに乗っていて、燃費なんか気にしているヒトはいないと思いますが、恒例(?)の燃費チェックをしてみます。

Porsche 911 Carrera S Fuel Consumption

 これまでと同様、走行距離と給油量による「満タン法」による推定です。

#今回から、燃費に変化を与えそうなイベントを追加しています。

回数給油日ODD
(km)
TRIP
(km)
給油量
(L)
平均燃費
(km/L)
累積燃費
(km/L)
12013/3/94,732----
22013/3/94,75321.041.70.50.5
32013/4/135,221468.557.88.14.9
42013/4/285,696474.663.67.55.9
52013/6/86,104408.057.87.16.2
62013/7/146,556451.964.27.06.4
72013/9/146,969413.662.46.66.4
82013/11/37,359390.665.06.06.4
92013/12/17,807449.163.07.16.5
102014/1/18,276468.760.87.76.6
112014/2/98,773496.262.48.06.7
122014/3/299,248475.063.07.56.8
132014/4/199,582334.064.75.26.7
142014/7/1210,045463.162.27.46.7
152014/8/310,414369.663.75.86.7
162014/8/1910,544129.924.05.46.6
172014/8/2311,098553.263.78.76.8
182014/10/411,508410.165.86.26.7
192014/11/811,923415.260.16.96.7
202014/12/2812,384461.163.67.36.8
212015/2/1412,752368.359.96.16.7
222015/4/1913,093341.360.95.66.7
2015/5/8BBS「RI-D」装着
232015/5/1513,567473.357.28.36.8
242015/6/2013,895328.454.56.06.7
252015/8/714,319425.161.66.96.7
262015/9/214,597277.354.95.16.7
2015/9/2PSE+センターパイプ取付
272015/9/415,147549.948.911.26.8
282015/9/1115,757610.156.110.97.0
2015/10/9IPD Plenum+K&Nエアフィルター取付
292015/10/916,108351.043.48.17.0
302015/11/816,524416.960.76.97.0
312015/11/2816,932408.463.06.57.0
2015/12/28DME(ECU)チューニング実施
322015/12/2817,333400.559.76.77.0
332016/1/1017,677344.651.36.77.0

 18,000km弱走ったところで、累積燃費は、「7.0km/L」となっています。

 「PSE(Porsche Sport Exhaust System)+柿本ワンオフセンターパイプ」を取り付けてから、若干、累積燃費が向上していますが、これは東京~大阪の往復で高速を約1,000kmほど走ったためで、これによる一時的な向上と思われます。

 実際には、吸排気系の効率向上を考慮した上で実施した「DME(ECU)チューニング」後の変化に注目すべきと考えます。

 今後の燃費の変化が楽しみです。

#そもそも、年間4,500km程度しか走らないので、TOYOTA Priusで年間12,000kmとか走るヒトから比べれば、遙かに環境負荷が少ないと思います。0xF9F8

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