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2022年3月 Archive
2022/03/26

 前回の続きです。いよいよ、最終段階に近付いてきました。

 前回は、RAIDコントローラーを水冷化し、系に組み込みましたが、今回は、ディスクアレイを収めるボックスを作製し、巨大なRAIDストレージを構成することにします。

Making of RAID Disk Array HUS728T8TALE6L4

 こちらは、今回使用する、3.5インチのハードディスクドライブです。

 Western Digitalの「HUS728T8TALE6L4」(8TB、SATA 6Gbps、7,200rpm)です。

 同社の「WD Gold」シリーズで、データセンターなど、エンタープライズ向けのストレージとなっています。

 元を辿れば、HGST(Hitachi Global Storage Technologies)の「Ultrastar」シリーズで、さらに元を辿れば、IBMのストレージ部門であった時代から、脈々と受け継がれた技術が使われています。

 今回は、このHDDを6本(48TB)使用し、RAID6を組んで32TBのストレージを構成することにします。

Making of RAID Disk Array for Water Cooling PC

 作製中の「デュアルCPU/デュアルGPU」マシンの上部です。

 今回の自作水冷PCのコンセプトは、“ミドルタワーケースに、すべての機能を押し込む”、です。

 ちょうど、その昔、ミドルサイズのボディーに、V10ツインターボエンジンを押し込んだ「Audi RS6 Avant」のように。

 それにしても、6本のHDDを収納するには、かなりスペースが限られています。さらに、ケース内部の放熱についても、考慮しなければなりません。