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Underbody Archive
2009/10/21

 前回の続きです。

Wheel Spacer for M3 Coupe

 誕生日に前後して、アメリカから小包が届きました。

#私事ですが、アラフォーというか、リーチフォーになってしまいました。0xF9C7

Wheel Spacer for M3 Coupe

 中身は、M3 Coupe用のホイールスペーサーです。

 前回の測定結果から、フロント・リヤとも、H&Rの12mmにしようと思っていたのですが、M3postを見てみると、純正オプションの19インチホイールとの組合せでは、フロント18mm・リヤ15mmで、パッツパツのツラツラ・イチイチ状態になるようなので、このサイズにすることにしました。

 メーカーは、eas(European Auto Source)というところで、H&Rに比べれば未知数ですが、M3postのサポートベンダもしているので、一応、信用してみようかなと。
(個人的には、アメリカ製は大ぃ嫌いなので、ドイツ製のH&Rの方が好きなのですが)

 easのホイールスペーサーの特徴は、「高精度の加工技術を用いて、高硬度の航空宇宙用の軽量アルミニウムを削り出した、コンペティションモデル」とのこと。

 H&Rの製品とeasの製品との、直接的な重量比較はできていませんが、easの製品は、高硬度であることを活かして、H&Rの製品よりも"肉抜き"されている部分が多く、結果として軽量化を果たしているように見えます。
(easの18mmのスペーサーは、片側で約500gでした)

 また、easの製品は、スペーサーと、そのスペーサーの厚みに合わせたロングボルト(しかも、BMW純正と同じブラックボルト)がセットになっており、ロングボルトを個別に選定する手間が省けます。

 価格ですが、

15mmホイールスペーサーキット $119
18mmホイールスペーサーキット $129
送料(USPS)$65
合 計$313

でした。

 現在、かなりの円高が進んでいますが、1$=91円とすると、送料を含めたコミコミ価格で、約28,500円となります。

 H&Rのホイールスペーサーの日本国内価格は、15mmのもので定価:25,200円(ネット通販での最安値:17,220円(工房調べ))であることを考えると、ロングボルトも含めて、H&Rの国内価格の半値以下で調達できたことになります。

 そう考えると、真面目に国内の流通業者を経由して購入するのが、アホらしくなってしまいます。0xF9D1
(もちろん、円高による恩恵もあってのことですが)

2009/03/10

 前回のE60に続き、ほとんど病気です。0xF9C7

 まずは、自作の水準器を使って、測定です。
(水準器といっても、見てのとおりの五円玉ですが)

 タイヤのサイドウォールの一番外側から、フェンダーの鉛直下方向までの距離を測ります。

Wheel Spacer for M3 Coupe

 フロントは、19mm。
(定規には、5mmのマージンあり)

Wheel Spacer for M3 Coupe

 リヤは、13mm。

 M3 Coupeのトレッドは、前後とも1,540mm。

 純正オプションの鍛造19inchホイール、「Mライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング220M」(フロント:8.5J、リヤ:9.5J)を履いていることを考慮して・・・、

 フロント・リヤとも、H&Rの12mmにしようかなと。
(フロントに、あまり大きなオフセットのスペーサーを入れると、ブレが出る可能性があることと、前後のホイールベースが同じなので、あえて合わせて)

 さて、どうなるか。0xF9C6

2009/01/31

 またも、よからぬことを。0xF9C7

M3_front01.jpg

 フロント。

M3_rear01.jpg

 リヤ。

2007/09/30

emblem01.jpg

 Z4のフロントエンブレムの外径が、φ70mmであることが判明。

emblem02.jpg

 さっそく購入。

emblem03.jpg

 Z4のエンブレムを加工します。

 エンブレムの裏面2ヶ所に位置決め用の"ツメ"があるため(写真左)、ルーターを使って削り取ります(写真右)。

emblem04.jpg

 BBSのセンターキャップを加工します。

 センターキャップは、BBSのエンブレムが台座に両面テープで貼り付けられています。ヒートガンで暖めながら、隙間にカッターを入れ、2つを分離します。

 分離した台座を脱脂し、Z4のエンブレムを貼り付けます。

2007/09/29

 前回のリヤ編に続き、フロント編です。

spacer01.jpg

 ローター関係を洗浄し、脱脂します。

 スペーサーをハブに組み付ける際には、軸受け部分にシリコングリスを塗っておきます。
(ハブ面には絶対に塗ってはいけません)

 軸受けにグリスを塗っておかないと、スペーサーがハブに固着し、点検の際に外せなくなってしまいます。
(こんな基本的なことすら知らない(知っててもやらない)ショップがあるようですが、後先考えないというか、これだけ回転精度とバランスが要求されるところをハンマーで叩くなんて、考えただけでも恐ろしいです)0xF9D1

spacer02.jpg

 塗装完了です。

 前回は書きませんでしたが、スプレーで塗装する際のマスキングは、「これでもかっ!」というくらい、入念にしておきます。

 特に、キャリパーの裏側のブレーキホースや、ブレーキフルードの空気抜き栓のキャップなど、ゴム製の部品には、塗料が絶対に掛からないようにします。
(塗料が少しでも掛かると、経年変化でゴムが劣化します)

spacer03.jpg

 サクっと完成。

 繰り返しになりますが、ローター面に微妙にはみ出た塗料は、走り出せば勝手に綺麗になります。

〔装着比較〕

spacer04.jpg

spacer05.jpg

 スペーサーの装着前後の比較です。

spacer06.jpg

 いや~、ツラツラです、イチイチです。0xF9CB

 しかも、怖いくらい計算通りです。

〔インプレッション〕

spacer07.jpg

 ホイールの隙間から見えるゴールドキャリパー。

 ぬぉ~、これだけでブレーキ性能が上がったような気がします。0xF9C7