作品No.5

 

[作品No.5]メリケンパーク
tim_photo05.jpg
(画面をクリックすると拡大します)

 

ロケーション  神戸のシンボルのひとつポートタワーと海洋博物館(白い構造物)を背景に選択しました。ただし、撮影場所は海を隔てた第一突堤です。
 あの白い建物とアリストをダブらせるイメージが先に決まっていましたので、背景と被写体が相当はなれていないと物理的に無理だろうと考え、途中に障害物のない海越しの撮影を狙いました。
撮影意図  白い構造物を背景とすることによって、アリストの輪郭が浮き立つよう狙いました。残念なことに六甲山系の上空の雲の流れを待っていましたが、背景に青空が戻ってくる気配はなく、しばらく様子をみたものの曇天をバックに『記念』撮影と諦めました。(作品となるには、背景が真っ青の空でなければ・・・)。
 また、背景をぼかしてアリストを引き立てることを当初からイメージしていましたので、レンズは200mm付近の望遠をチョイスしています。
フレーミング  横フレームと縦フレームとで撮り比べました。情景がシッカリ写しこめるのは、この縦位置です。博物館の屋根の先端をいれようかカットしようか悩みましたが、そうすると左端の海上の船などががちゃがちゃと写ってくるので、適当なところでフレームアウトさせました。このあたりも妥協しています。ただし、ポートタワーの先端だけは、フレームイン必須です。そして、あとは路面のアンジュレーションを活かして、路面の膨らんでいる頂上に車を配置、そしてかなり低い位置からカメラを構えました。結果、四輪の接地線上からダイナミックなアリストを狙うことが可能になりました。
自己評価  空の色や海上の処理など、背景の条件は好ましくありませんが、ローアングルで四輪ががっちりと大地に踏ん張っている様を写せたことは満足です。アリストの美しさと力強さを強調できるアングルかと思います。写真全体としてはいまひとつですが、アリストの勇姿をいい角度で狙えた点がGOODです。
撮影データ  Nikon F5, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D, 絞り優先AE F2.8

 

Line
Up BackNext