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ペガソス計画(18) - 週刊「ファランクスを作る」

 久しぶりの、このシリーズ。

 前回から、10ヶ月以上も経ってしまいまして、じぇんじぇん、“週刊”になってません。0xF9C7

 作製途中で、我が家の水冷PC、「Ultimate Tera Storage Machine」が急に不調となり、新たに「Dual CPU / GPU Machine」に作り直しているうち、あっという間に月日が経ってしまったのでした。

 世界的な電子デバイスの品薄の中、このほど、やっとこさ完成しましたので、本来の「Tiny Phalanx」の作製に、復帰することにします。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 前回は、ベースボードの後部、「Jetson TX2 Developer Kit」や「ArbotiX-M Robocontroller」の各種コネクタが集中している部分を、作製しました。

 今回は、基台後面、上段のパネルを作製します。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 基台後面、上段のパネルを、Fusion 360でモデリングします。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 5mm厚のアクリル板を、Snapmaker 2.0 A350でミリング。

 かなり複雑な形状が、削り出されました。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 タミヤのサーフェイサーを吹いてから、「横須賀海軍工廠グレイ」(XF-91)で色付けします。

 さらに、テプラ PROで、銘板を作り、貼り付けておきます。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 リヤ上段パネル単体で、艤装します。

 金メッキのRFコネクタ(SMA-J)が付いて、これだけでもメカメカしい感じになってきました。

 右下のD-Sub(9pin)コネクタは、「CYBER STICK」(CZ-8NJ2)用のものです。

SHARP Cyber Stick XE1AJ-USB
(画像は、電波新聞社マイコンソフト事業部より拝借)

 余談ですが、このほど、この「CYBER STICK」が復刻されるとのアナウンスが、電波新聞社からありました。(2022年6月24日)

 時代に合わせ、USB接続方式に変更され、発売予定日は、2022年10月27日とのことです。

 苦労して、4bitパラレルインタフェースを解析したのはなんだったのか、という気もしますが、まぁ、32年も前の筐体が、いまでも現役で動いているというのは、それはそれで価値のあることで。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 リヤパネルを、組み込みます。

 下段パネルは、左から「主電源スイッチ」、「ACインレット」、「空冷ファン」(吸気側×2)、「音声出力用スピーカー」となっています。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 上段パネルは、左から「空冷ファン」(排気側×2)、「Wi-Fi用RFコネクタ」(×2)、「GNSS用RFコネクタ」、Jetson TX2用「USB3.0ハブ」、「制御用Micro USBコネクタ」、「HDMIコネクタ」、「GbEコネクタ」、「Cyber Stick用D-Subコネクタ」、ArbotiX-M向け「通信用Micro USBコネクタ」、uLCD向け「通信用Micro USBコネクタ」です。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 Wi-Fi用アンテナを取り付けたところ。

 まだまだ富士山三合目にも達していませんが、なんとなく装置っぽくなってきました。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 起動を確認したところ。

 とりあえず、これまでの振り返り。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 自衛隊のヒト、来た!0xF9CF

(つづく)

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