いまから2年11ヶ月ほど前に、カーボン調シートをルーフに施工したのですが、
「カーボン調シートのルーフへの施工 - Audi R8編」(2022年6月11日)
ルーフエンドの巻き込みも、事前にしっかり打ち合わせをして、納得のいくよう仕上げてもらいました。
ひとつだけ気になるところがありまして・・・。
こちらは、先日の箱根ターンパイクでのひとコマ。
ブラックアウトされたルーフからリアゲートに掛けて、なだらかに曲線が続いています。
が、リアの左右にあるベントグリルがボディー同色となっているため、塊(かたまり)感というか、色の連続性が失われてしまっています。
#ルーフがオリジナルの状態であれば、何ら問題はないのですが。
と、いうことで、
この左右のリアベントグリルを、ブラックアウトすることにします。
さっそく、リアベントグリルを取り外しに掛かります。
作業にあたっては、ボディーを傷付けないよう、カバーを被せておきます。
本来は、画像のように、フロントにあるエンジンをいじる際に、フェンダーに掛けておくためのカバーです。
これは、いまを去ること約30年前、初代SOARISTO号であるToyota SOARER 2.5 GT-T L Package(JZZ30中期型)を購入した際、神奈川トヨタの営業さんから記念にいただいたものです。
#挿絵は、1JZ-GTEを積む直6 2.5Lモデルではなくて、1UZ-FEを積むV8 4.0Lモデルになっていますが。
フェンダーカバーの端の、紺色のファブリックになっている部分には、マグネットが縫い込まれていて、ボディーに吸着するようになっています。
#もっとも、Audi R8は、ASF(Audi Space Frame)というアルミ合金製のボディーとなっているため、磁石はくっ付きませんが。0xF9F8
「納車されましたっ!! - Audi R8 V10 5.2 FSI quattro S-tronic」(2017年11月12日)
このような感じで、Audi R8は、完全防備でメンテナンスされるとのこと。
ちなみに、正規ディラー(Audi Sport店のみ)では、このようなカバーがあるようです。
#これは貰えないだろうなぁ。0xF9C7
閑話休題、
リア中央のトリムカバーを固定している5ヶ所のトルクスボルト(T30)を取り外し、トリムカバーを外します。
リア側面のトリムカバーを固定している1ヶ所のトルクスボルト(T30)と3ヶ所のプラスティリベット(クリップ)を取り外し、トリムカバーを外します。
トリムカバーを外す際には、ガスフィルドストラット(ガススプリング)の根元にあるメタルクリップをずらして、ガスフィルドストラットをフリーな状態にしておきます。
リアベントグリルを固定している4ヶ所のトルクスボルト(T30)を取り外します。
左右のリアベントグリルが取り外せたところで、塗装のための下準備をします。
洗車用の洗剤を使ってしっかり洗浄した後、半日ほど天日干しし、乾燥させます。
いよいよ、塗装に掛かります。
脱脂用のシートを使ってしっかり脱脂した後、サーフェイサーを吹いておきます。
元の色であるシルバーを隠蔽するためと、プラスチック素材への食い付きをよくするためです。
この状態で、半日ほど天日干しします。
仕上げに、「マットブラック」(つや消し黒)を吹きます。
フィンの奥の方まで塗料が乗るよう、裏側からも塗装しています。
この状態で、さらに丸一日、天日干しし、塗料を硬化させます。
後は、逆順に取り付けて完成です。
塗装前の状態。
塗装後の状態。
リアベントグリルをブラックアウトしたことで、ルーフからリアゲートに掛けての、色の連続性が増したように見えます。
#言われてみないと分からない違いで、ほとんど自己満足の世界ですが。0xF9C7
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