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ペガソス計画(25) - 週刊「ファランクスを作る」

 前回の続きです。

 引き続き、基台の上部、旋回台座の作製に入ります。

CIWS Tiny Phalanx, Base Box, Detail-up Small Parts

 旋回ベアリングを組み込む前に、ディテールアップのため、小物を取り付けてみました。

CIWS Tiny Phalanx, Base Box

 4面のパネルの、ヒンジの部分。

CIWS Tiny Phalanx, Base Box

 パネルのフックの部分。

CIWS Tiny Phalanx, Base Box, Detail-up Small Parts

 なかなかイイ感じになってきました。

CIWS Tiny Phalanx, Base Box

 旋回ベアリングの部品。

CIWS Tiny Phalanx, Base Box

 こちらは、その関連部品。

CIWS Tiny Phalanx, Base Box

 今回は、2mm厚のブラックのアクリル板から削り出します。

 削り出したパーツを3枚重ね、アクリサンデーで溶着し、6mm厚とします。

 表面処理をし、サーフェイサーを吹いた後、「ラバーブラック」(TS-82)で仕上げます。

 砲台を支える中央の部分と、四隅を固定する部分で、硬質ゴムで作られた「ゴムブッシュ」を想定しています。

TAMIYA, Panel Line Accent Color, White

 さらに、ウェザリング用のスミ入れ塗料も、用意しました。

 定番の「ブラック」や「グレイ」「ライトグレイ」はありますが、「ホワイト」はラインナップされていません。

 仕方がないので、エナメル溶剤の角瓶に「フラットホワイト」(XF-2)を1/10程度混ぜ、オリジナルの「ホワイト」を作ってみました。

TAMIYA, Panel Line Accent Color, White

 このオリジナルの「ホワイト」を使って、ゴムブッシュにウェザリングを施してみました。

 左側の2つが処理前、右側の2つが処理後です。

 長年の陽光と潮風に晒され、ゴムブッシュにブルーミング(白化現象)が発生した状態を再現できたと思います。

TAMIYA, Panel Line Accent Color, White

 同様に、「ダークグレイ」を使って、タイニーファランクス本体のパーツをウェザリングしてみました。

 画像下段が処理前、画像上段が処理後です。

 パーツは、基台の後面に取り付ける、nVIDIA Jetson TX2に接続するWi-Fiアンテナです。

 僅かな違いですが、「横須賀海軍工廠グレイ」の“ペンキ塗り立て”状態ではなく、モールド部分に適度に影が入り、経年変化が進んだ、落ち着いた感じになりました。

CIWS Tiny Phalanx, Base Box, Slewing Bearing Plate

 旋回台座のベース部を、デザインします。

CIWS Tiny Phalanx, Base Box, Slewing Bearing Plate

 出来形は18mm厚となりますが、無垢だと重量過多となるため、見えない裏面を肉抜きしておきます。

CIWS Tiny Phalanx, Base Box, Slewing Bearing Plate

 5mm、3mm、2mmのアクリル板から、パーツを削り出します。

 今回、Phalanxを1/8スケールで再現しますが、旋回台座のベース部の大きさは、314 x 294mmとなります。

 奇しくも、これは切削のマージンも含めると、Snapmaker 2.0 A350で切り出せるギリギリの大きさ(350 x 320mm)となりました。

 アクリル板はカービングプラットフォーム全面に渡り、固定金具を立てられないことから、少し工夫して切削しています。

(つづく)

〔おまけ〕

TAMIYA, Panel Line Accent Color, White

 ウェザリングを施したゴムブッシュ。

 綿棒を使って、中心から放射状にウォッシングしています。

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