
パネルのフックの部分。

なかなかイイ感じになってきました。

旋回ベアリングの部品。

こちらは、その関連部品。

今回は、2mm厚のブラックのアクリル板から削り出します。
削り出したパーツを3枚重ね、アクリサンデーで溶着し、6mm厚とします。
表面処理をし、サーフェイサーを吹いた後、「ラバーブラック」(TS-82)で仕上げます。
砲台を支える中央の部分と、四隅を固定する部分で、硬質ゴムで作られた「ゴムブッシュ」を想定しています。

さらに、ウェザリング用のスミ入れ塗料も、用意しました。
定番の「ブラック」や「グレイ」「ライトグレイ」はありますが、「ホワイト」はラインナップされていません。
仕方がないので、エナメル溶剤の角瓶に「フラットホワイト」(XF-2)を1/10程度混ぜ、オリジナルの「ホワイト」を作ってみました。

このオリジナルの「ホワイト」を使って、ゴムブッシュにウェザリングを施してみました。
左側の2つが処理前、右側の2つが処理後です。
長年の陽光と潮風に晒され、ゴムブッシュにブルーミング(白化現象)が発生した状態を再現できたと思います。

同様に、「ダークグレイ」を使って、タイニーファランクス本体のパーツをウェザリングしてみました。
画像下段が処理前、画像上段が処理後です。
パーツは、基台の後面に取り付ける、nVIDIA Jetson TX2に接続するWi-Fiアンテナです。
僅かな違いですが、「横須賀海軍工廠グレイ」の“ペンキ塗り立て”状態ではなく、モールド部分に適度に影が入り、経年変化が進んだ、落ち着いた感じになりました。

旋回台座のベース部を、デザインします。

出来形は18mm厚となりますが、無垢だと重量過多となるため、見えない裏面を肉抜きしておきます。

5mm、3mm、2mmのアクリル板から、パーツを削り出します。
今回、Phalanxを1/8スケールで再現しますが、旋回台座のベース部の大きさは、314 x 294mmとなります。
奇しくも、これは切削のマージンも含めると、Snapmaker 2.0 A350で切り出せるギリギリの大きさ(350 x 320mm)となりました。
アクリル板はカービングプラットフォーム全面に渡り、固定金具を立てられないことから、少し工夫して切削しています。
(つづく)
〔おまけ〕

ウェザリングを施したゴムブッシュ。
綿棒を使って、中心から放射状にウォッシングしています。

サイドステッカーの製作(2) - Audi R8編



Post Comment