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Tiny Phalanx (CIWS) Archive

 前回の続きです。

 「Tiny Phalanx」の基台が組み上がったところで、塗装に入ります。

Tamiya Color Spray for Ships

 塗装に使用するアイテムです。

 左側は、下地処理用の「ファインサーフェイサーL」(No.44)です。通常は、ライトグレイ(No.64)を使いますが、本体色と被ってしまうため、ホワイトを使いました。

 中央は、海上自衛隊、航空機搭載型護衛艦 (DDV)「いぶき」(ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)「いずも」)の指定色である、「ヘイズグレー」(TS-32)です。

 右側は、「ラバーブラック」(TS-82)です。

 下段は、細部の修正に用いる「タミヤパテ」(No.95)です。こちらも、ライトグレイではなく、ホワイトにしました。

Design of Tiny Phalanx, CIWS

 基台と旋回台座とを繋ぐ、四隅のパーツです。2枚のアクリル板(3mm厚)を溶着し、6mm厚にしています。

 Phalanxの実機動画を見てみると、射撃を開始すると、反動で本体上部が反対側にわずかに沈み込んでいることが確認できます。

 どうやら、衝撃を逃がすため、基台と本体上部とは、完全には固定されていないようです。

 ということで、硬質ゴムでできたアブソーバー(ゴムブッシュ)を表現するため、耐水ペーパーで水研ぎし、エッジを落としてから、「ラバーブラック」で塗装します。

 前回の続きです。

Tiny Phalanx, CIWS

 こちらが、今回目標とする「Tiny Phalanx」の完成予想イメージです。

 現在であれば、3Dプリンターを使って、フルスクラッチで造型することもできます。

 しかし、今回のスケールモデルは、可動部が多く、相応の強度を必要とすることから、複数のアクリル板を組み合わせて成型することにします。

 ということで、完成イメージから、設計図を起こします。

 アクリル板は、5mm厚のものを基本とし、部位に応じ、3mm厚のものを使い分けます。

Design of Tiny Phalanx, CIWS

 まずは、基台前面と後面のパーツ。

 前回から、ほぼ3年が経過してしまいましたが、思い出したかのように、再始動します。

nVIDIA Jetson TX2 Development Kit, CIWS Phalanx

 こちらは、今回のTiny Phalanxの頭脳となる、nVIDIAの「Jetson TX2 Developer Kit」(定価:88,992円)です。

 コンピュータビジョンやディープラーニングなどに適用できる、組み込み用のスーパーコンピュータです。

nVIDIA Jetson TX2 Development Kit, CIWS Phalanx

 大型のヒートシンクの下に、「Jetson TX2 Production Module」が鎮座ましましています。

 前回の続きです。

#「“ペガソス”って、なに訛ってんだよ!」とか言ってる無知なアンポンタンは、かわぐちかいじ氏の「空母いぶき」でも読みなはれ。(訛っているのは、オマエだ!)0xF9D1

 いよいよ製作を開始します。

Phalanx CIWS M61A1 Vulcan

 こちらは、ファランクス(Phalanx)に搭載されている、「M61A1バルカン」(M61A1 Vulcan)です。

 アメリカ合衆国のゼネラル・エレクトリック社(General Electric)が開発した20mmガトリング砲で、艦艇用に加え、F-14, F-15, F-16, F/A-18をはじめとする航空機用の兵装としても採用されています。

 今回のモデルとなるMk.15の第3世代、「Block1B」には、砲身長:1,981mm, 発射数:毎分4,500発(毎秒75発), 弾倉数:1,550発, 有効射程:1.49kmのものが搭載されています。

Colt Firearms M4A1 Carbine

 ということで、こちらは、東京マルイの電動エアガン、「コルト M4A1カービン」です。

 「対象年齢10才以上」の子供用のエアソフトガンで、銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)はもちろんのこと、各都道府県で定められている青少年保護育成条例(青保条例)をクリアしているものです。

 具体的には、弾丸(BB弾)に与えられる運動エネルギー量が規定されており、18才以上用で0.989J以内(銃刀法)、10才以上用で0.135J以内(青保条例)となっています。

 この運動エネルギー量(J)と弾丸の質量(g)との関係により、弾丸に与えられる速度(m/s)が一義的に定められます。

 例えば、0.12gのBB弾で、0.135J以内とするためには、初速(射出速度)を47.4m/s(約170km/h)以内とする必要があります。

#子供用にパワーが抑えられているとはいえ、至近距離で当たると、かなり痛いと思います。0xF999

 前回の続きです。

Sharp CYBER STICK (CZ-8NJ2)

 SharpのX68000用インテリジェントコントローラ、「サイバースティック(CYBER STICK)」(CZ-8NJ2)です。(当時の標準価格:23,800円)

 実家の自分の部屋から、発掘してきました。0xF9C7

Sharp CYBER STICK (CZ-8NJ2)

 発売は1989年ですから、すでに四半世紀以上も前。もはや、PC関連パーツとしては、ヴィンテージの域に達しているかと。

 この「サイバー(Cyber)」という言葉、いまや死語かも知れませんが、1990年前後の当時は、“近未来の”とか“最先端の”とか、心躍る響きがありました。