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ペガソス計画(14) - 週刊「ファランクスを作る」

 前回の続きです。

 これまでのプロセスを、動画にまとめてみました。

 まだまだ遠い道のりですが、だんだんと形になってきました。0xF9C6

 と、いうことで、今日も今日とて、切削です。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 基台の台座です。

 大きさは、301mm×335mmで、かなり大きめです。Snapmaker 2.0でも、モデルA350でないと、切り出せない大きさです。

 基台との大きさの差は、四隅で2.5mmしかありません。

 構造上、別に無くても構わないのですが、基台の下に台座があることで、基台の“風格”が違ってくる、と、勝手に思っています。0xF9C5

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 5mm厚のアクリル板を、3枚切り出し、アクリル専用の接着剤で融着しています。

 見えにくいですが、裏面の四隅には、ゴム足を接着するための凹み(0.2mm)を付けてあります。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 前々回に、オーディオインタフェースを追加したため、以前に作ったリヤパネルも、作り直しです。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 こんな感じで、真ん中に、オーバルタイプのスピーカが填まります。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 ACのインレットを、取り付けたところです。

 熱収縮チュープは、通常のものより分厚いものを選び、絶縁しています。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 ACアダプタを、取り付けたところです。

 左側が、Dynamixelの「Robot Actuator」用のもので、右側が、nVIDIAの「Jetson TX2 Developer Kit」用のものです。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 以前に作ったベースボードも、作り直しです。

 裏面に、「Jetson TX2 Developer Kit」用のSSDと、オーディオインタフェースを取り付けています。あわせて、内部照明用の高輝度LEDも埋め込んであります。

 つづいて、別の仕込み。

CIWS Tiny Phalanx, alarm bell

 こちらは、5年4ヶ月前に購入してあった、「音量調節機能付きデジタル電波目覚まし時計」です。

 絶対に起きられるよう、かなり大きめのベルが付いています。

CIWS Tiny Phalanx, alarm bell

 本来の目的に使われることなく、いきなり分解されてしまうという、可愛そうな目覚まし時計。0xF9C7

 欲しかったのは、この部分だけなのです。

CIWS Tiny Phalanx, alarm bell

 振り子を回転させるための小型モータには、マブチモーター(RE-140RA相当品)が使われていました。

 念のため、電子機器保護用として、ノイズキラーコンデンサ(0.1uF)をハンダ付けしておきます。

CIWS Tiny Phalanx, alarm bell

 擬装用に、サーフェイサーを吹いて、マットグレーに仕上げておきます。

 ベル本体ですが、よく見ると(よく見なくても)、ママチャリに付いているモノと共通のようです。

#どこかの町工場で作られているモノかも?

CIWS Tiny Phalanx, alarm bell

 基台内部に、固定します。

 ベル本体の直下には、四角い穴を開けてあります。これは、基台と台座との間にある空間を、共振スペースとして活かすためです。

CIWS Tiny Phalanx, alarm bell

 裏面は、このような感じになっています。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 基台下部ができたところで、「Jetson TX2 Developer Kit」をはじめ、これまで作製した基板を、片っ端から実装します。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 基台、後面から。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 主電源スイッチ。

 このロッカースイッチ、けっこうしっかりした操作感があって、良いです。

 2つの大容量のACアダプタを開閉するため、接点容量が16A(125V AC)あるものを使っています。

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 う~ん、イイ感じになってきました。0xF9CF

CIWS Tiny Phalanx, Base Frame

 ベースボード裏面とのクリアランスは、ギリギリです。

(つづく)

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