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CANマルチゲージの製作(1) - Audi R8編

 何年かぶりに、CAN(OBD-II)で遊んでみたくなり、海外から部品を取り寄せました。

OBD2 CAN Multi-Gauge for Audi R8, DWIN 6.8inch Touch Display Monitor

 DWINの「6.8インチスクリーンモニター」(DMG12480C068_03WTC)です。

 このモニタには、タッチスクリーン無しの「DMG12480C068_03WN」、キャパシタ(静電容量方式)タッチスクリーンの「DMG12480C068_03WTC」、レジスタ(抵抗膜方式)タッチスクリーンの「DMG12480C068_03WTR」の、3種類があります。

 下段は、シリアル接続用のケーブル、「HDL65011」です。

 D-Sub 9ピンコネクタ(メス)と、電源供給用のDCジャック(5V)も付いています。

OBD2 CAN Multi-Gauge for Audi R8, DWIN 6.8inch Touch Display Monitor

 裏面は、このような感じ。

 小型スピーカ(出力2W)も付いています。

OBD2 CAN Multi-Gauge for Audi R8, DWIN 6.8inch Touch Display Monitor

 まずは動作確認から。

 専用のツール「DWIN DGUS」を使い、MicroSDカードに背景画像を書き込み、起動してみます。

#MicroSDカードは、FAT32でフォーマットされている必要あり。

OBD2 CAN Multi-Gauge for Audi R8, DWIN 6.8inch Touch Display Monitor

 とりあえず、MicroSDカード経由でファイルを書き込み、起動できることは確認できました。

DWIN 6.8inch Touch Display Monitor, HDL65011 Cable for Serial Connection

 で、ですね。

 毎回MicroSDカードを出し入れするのは面倒くさいので、シリアルポート経由で読み書きできるようにします。

 シリアル接続には、秋月電子通商の「FT232 USBシリアル変換ケーブル」(VE488)を用い、電源供給には、「スイッチングACアダプター 5V2A」(M050200-A010JP)を用いました。

DWIN 6.8inch Touch Display Monitor, HDL65011 Cable for Serial Connection

 なお、取扱説明書には、「HDL65011ケーブルを使用する際には、TXとRXとを入れ替えるように」と書かれています。

 ピン配列を確認したところ、確かにTX2とRX2とが、入れ替わっていることが分かりました。

 D-Sub 9ピンコネクタ(メス)側は、ハンダ付けの上、熱収縮チューブで保護されており、付け替えるのが面倒くさいため、8ピンコネクタ(2.0mmピッチ)側のピンを入れ替えることにしました。

 具体的には、5ピンのTX2と、4ピンのRX2とを、入れ替えています。

 なお、なぜか6ピンのTX4も、D-Subの3ピンのTXに接続されていたため、引き抜いて浮かせてあります。

#浮いてるピンは、PC接続からArduino Nano R4接続に換えるまでの一時的なものなので、このままでよいかと。

DWIN 6.8inch Touch Display Monitor, DwinPCKits T5L Download

 「DwinPCKits」の「T5L Download」を使って、シリアルポート経由でファイルをダウンロード(書き込み)し、正しく起動できることを確認します。

#PC接続がデフォルトなんだから、最初からクロス接続にしといてくれよ、と。

(つづく)

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