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Computer Archive
2010/11/20

 前回の続きです。

CoolerMaster Aquagate Max Limited Edition

 とりあえず、分解クンです。

CoolerMaster Aquagate Max Limited Edition

 パネル前面には、リザーバータンクの水位を確認するための覗き穴(左側)と、水流を確認するための覗き穴(右側)があります。

 中に水車が入っていて、水流に応じてクルクル回ります。

CoolerMaster Aquagate Max Limited Edition

 リザーバータンクの中程には、水位センサが付いています。クーラントが半分以下ぐらいになると、パネル前面のインジケーターが点滅します。

 加えて、ポンプのIN側とOUT側に水温センサが付けられるようになっていて、水温がある一定以上になると、インジケーターが点滅して警告してくれます。

 ただ、ESA対応を謳っていますが、水温に合わせてポンプの流量を調節してくれるような高度な制御は備わっていないようです。

#どうせなら、ポンプが停まったらShutdown信号を出してくれるとか、もうちょっと気の利いた制御をして欲しかった。

CoolerMaster Aquagate Max Limited Edition

 ポンプは、前回書いたとおり、JINGWAY TECHNOLOGY製の「DP-600」でした。

 台湾製なので、全体的に、ちゃっちぃ~作りです。よく見ると、"をいをい"なところが散見されます。0xF9D1

#まぁ、「CoolerMaster」のロゴが入った筐体が欲しかっただけのようなものなので、本当は、水冷システム全体を、ドイツ製(Aqua Computer)か何かに変更したいところです。

BLITZ Super Sound Blow-Off Valve DD

 クーラントが漏れでもしたら、PC全体が全滅なので、昔取ったシノヅカ(?)で、ポンプ交換に合わせて、パイピング類も総取っ替えすることにします。0xF9C6

CoolerMaster Aquagate Max Limited Edition

 とりあえず、標準状態の安っすぃ~パイピング類やクランプ類は、すべて取っ払っちゃいました。

2010/11/13

 前回のPCケースに引き続き、

CoolerMaster Aquagate Max Limited Edition

 同じくCoolerMasterの水冷システム、「Aquagate Max 限定版」(RL-HUB-KBU1-GP-JP)です。

 "ある構想"を実現しようとすると、相当な発熱量が予想されるため、前もって水冷システムをゲットしておきました。

#違いが分からなくなるので、とりあえずしばらくは、空冷でいきますが。

 大型ラジエーターに120mmファンを2個搭載し、600W以上の熱処理にも対応可能とのこと。

CoolerMaster Aquagate Max Limited Edition

 ラジエーターの大きさの関係で、もともとは「COSMOS」等のフルタワー用ですが、工夫してミドルタワーの「CM 690」に、無理矢理つけてしまいます。

#蛍光グリーンのクーラントが、エイリアン(プレデター?)のよう。
(UVライトに反応して、発光するらしい)

CoolerMaster Aquagate Max Limited Edition

 2008年6月ごろに発売された通常版(PL-HUB-KBU1-GP)では、対応CPUソケットはLGA775でしたが、2010年1月ごろに発売となった日本限定版(RL-HUB-KBU1-GP-JP)では、LGA1156/LGA1366も対応になっています。
(通常版/限定版とも、すでに販売終了で入手困難)

CoolerMaster Aquagate Max Limited Edition

 内蔵されているポンプは、JINGWAY TECHNOLOGY製の「DP-600」のようです。

 DP-600は、流量:450L/h(揚程:1.8m)ですが、この程度の流量だと、CPUのみ冷却するには十分ですが、GPUやVRM、ブリッジチップまで冷却するには、少し能力が足りなそうです。

 そこで、同じくJINGWAY TECHNOLOGY製の「DP-600P」(流量:600L/h、揚程:2.6m)か、「DP-1200」(流量:800L/h、揚程:4.0m)に交換する予定です。

〔関連情報〕
   ・「COSMOS」シリーズ用液冷ユニット「Aquagate Max」はSkulltrailを冷やしきれるか?
   (2008年6月7日:4Gamer.net)

2010/09/05

 タイミング良く、素晴らしい製品が発売されることになりました。

Quad SpursEngine(WinFast HPVC1111)
(画像は、Leadtekさんから拝借)

リードテック、SpursEngineを4基搭載する映像処理カード
(2010年9月3日:Impress PC Watch)

 リードテック ジャパン株式会社は、SpursEngineを4基搭載する映像処理カード「WinFast HPVC1111」を9月中旬より発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は99,000円前後の見込み。対応OSはWindows XP/Vista/7。

 SpursEngineは、Cell Broadband Engineをベースに東芝が開発したメディアストリーミングプロセッサ。Cell/B.E.のSPEコア4つと、MPEG-2およびH.264のハードウェアエンコーダ/デコーダを内蔵する。WinFast HPVC1111では都合16のSPEコア、MPEG-2およびH.264のハードウェア処理回路を4系統ずつ搭載する。

 ペガシスの動画エンコーダソフト「TMPGEnc 4.0 Xpress」と、ファイル出力用プラグイン「TMPGEnc Movie Plug-in SpursEngine」を同梱。カット編集、トランスコード、超解像出力などが行なえる。また、リードテックの特設サイトでWindows/LinuxのSDKが公開されている。

 PCとの接続インターフェイスはPCI Express x4。メモリは各SpursEngineごとに128MBのXDR DRAMを搭載する。

 本体サイズは240×155×18mm(幅×奥行き×高さ)、重量は375g。

SpursEngine(WinFast PxVC1100)
(画像は、Leadtekさんから拝借)

 「SpursEngine」を1基搭載したボードは、すでに発売されていますが(WinFast PxVC1100)、今回はそれを4チップ搭載したボードになります。

 「SpursEngine」とは、IBM、SONY、東芝が共同開発した「Cell Broadband Engine」のプロセッサコア、「SPE」(Synergistic Processor Element)4基に、MPEG-2およびMPEG4-AVC/H.264のハードウェア・エンコーダ/デコーダ回路などをワンチップに集積したプロセッサです。

#「超解像技術」とかいって、福山龍馬が盛んに宣伝している「REGZA」シリーズの中でも、フラグシップモデル「Cell REGZA」に搭載されているプロセッサです。

 Cellといえば、PlayStation3の心臓部に使われているプロセッサですが、PlayStation3用のプロセッサでは、SPEは7基搭載されています。

 「SpursEngine」では、1チップにSPEが4基で、今回の「WinFast HPVC1111」では、「SpursEngine」が4チップ搭載されていますから、SPEのユニット数は、トータル16基(4基×4ユニット)となります。

 計算上は、PlayStation3の2.3倍近いアップコンバート/ダウンコンバート能力を持っていることになりますが、はたしてその実力はいかほどでしょうか。

 TMPGEncに、専用のプラグインを組み込むと動くようなので、試してみたいと思います。

#エンコード専用マシンとして構成することを考えると、「Core i7 980X」(6コア12スレッド)よりも、「Core i7 875K」(4コア8スレッド)あたりで「HPVC1111」を組み合わせた方が、コストパフォーマンスが高いかも知れません。

〔関連情報〕
   ・SpursEngine×4個を1ボードへ搭載 WinFast HPVC1111 を発売いたします。
   (2010年9月3日:Leadtek Research)

2010/09/04

 なにやら、また届きました。0xF9F8

CoolerMaster CM 690 NVIDIA Edition

 CoolerMasterの「CM 690 NVIDIA Edition」(購入価格:15,770円)です。

CoolerMaster CM 690 NVIDIA Edition

 CoolerMasterの名の通り、冷却効果向上のための数々のギミックが組み込まれています。
(水冷にも対応しているので、将来的には完全水冷化にもチャレンジしてみたいと思います)

 実は職人、自作PCは初めてだったりします。これまで、VAIO Masterをいろいろ改造してきましたが、"ある構想"を実現するために、ゼロから自作PCに取り組むことにしました。

 さまざまなメーカのPCケースを比較検討した結果、冷却性や拡張性が高く、かつ作りがしっかりしていると評価の高い「CM 690」とし、その限定モデルである「NVIDIA Edition」としました。
(ただし、「NVIDIA Edition」は、すでに販売終了の模様)

 このPCケース、NVIDIA SLI認証を取得しているので、マザーボードを選べば、GeForce GTX480などの3-way SLIまで発展させることができます。
(XL-ATXが入らないので、4-way SLIは無理)

 ということで、つぎはマザボを選ばなければ。

〔関連情報〕
   ・GeForce派注目! CM製PCケースにNVIDIA Edition!
   (2008年07月17日:ASCII.jp×自作PC)
   ・長~く使える極上のPCケース【クーラーマスター編】
   (2008年04月23日:ASCII.jp×自作PC)

2010/08/11

 「jackall」、その名を聞いてビ~ンとくる方は、かなりツウなお方かと。0xF9CE

jackallExpress

 正規ルートでは24,800円ですが、某オークションで7,000円でゲットしました。(もちろん新品で)

 発売当初は、かなりの話題となったようですが、同種のカードが複数出回ったことで、価格競争力を失ったようです。

 Jack+All、その名のとおり、HDCPフリーでHDMI入力ができます。

jackallExpress

 以前の「PV3」ではアナログ入力でしたが、この「jackallExpress」ではディジタル入力でキャプチャーできちゃいます。0xF9CF

 ただ、MPEG-TSを非圧縮でそのままキャプチャーするには、そうとう高速なストレージが必要となります。