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2022年8月 Archive
2022/08/27
[ Car, Event ]

 個人的な「モータースポーツ強化月間」、最終週は、BBS Japanさんのお招きに与り、「TANZO CLUB Circuit Day」に行ってきました。

BBS Japan TANZO CLUB Circuit Day in Fuji International Speedway

 いつものアングルですが、今回は、ホイールのエンブレムを、水平に合わせました。0xF9F8

BBS Japan TANZO CLUB Circuit Day in Fuji International Speedway

 BBS Japanさんのイベント参加は、これで通算4回目となります。

 これまで、「袖ヶ浦フォレストレースウェイ」にて、2016年、2017年、2018年と開催されたイベントに参加してきましたが、今年は、会場を、ここ「富士スピードウェイ」に換えて、開催されています。

 我ながら、「何回行っとるんじゃ?」と思いますが、0xF9C7

 前回の続きです。

 「タイニー・ファランクス」に、7.0インチのTFTディスプレイを取り付けます。

Tiny Phalanx, UCTRONICS 7 Inch Touch Screen

 こちらは、今回購入した、UCTRONICSの「7 Inch Touch Screen」(69.99ドル)です。

 これまで、ArbotiX-M用に、4.3インチのTFTディスプレイ(uLCD-43PT-AR)を購入したにも関わらず、放棄し、さらに、7.0インチのTFTディスプレイ(gen4-uLCD-70D-SB)を購入したにも関わらず、またも放棄です。

 タイニー・ファランクスの制御は、「自律・分散」をコンセプトとしていたのですが、いくつかの実験の結果、16MHz動作の「ATmega644P」には荷が重すぎたため、Jetson TX2の画面を直接表示することにします。

Tiny Phalanx, UCTRONICS 7 Inch Touch Screen

 物理的には、7.0インチの、解像度1024×600pixelのTFTディスプレイですが、スケーリングにより、1920×1080pixelに対応することもできます。

#表面にキズが付いているように見えますが、取り付け前の、保護フィルム上のキズのため、問題ありません。

 前回の続きです。

 nVIDIAの「Jetson TX2 Development Kit」に、最新の「JetPack」をインストールし、起動できるようにしてみました。

Tiny Phalanx, CIWS

 こちらは、目下建造中の「タイニー・ファランクス」です。

 まだ基台上部の旋回台座の部分が組み込めていませんが、その前にやることが発見されたため、工程を改めます。

 これまで、Trossen Roboticsの「ArbotiX-M Robocontroller」に、4D Systemsの「gen4-uLCD-70D-SB」を接続したり、SHARPの「CYBER STICK」を接続したりしましたが、いざArduino IDEでスケッチを書いて動かしてみると・・・。

 画像は、CYBER STICKから値を読み出して、TFTディスプレイに表示させているだけなのですが、画面のリフレッシュレートが、10fpsを下回ってしまっています。

 gen4-uLCD-70D-SBは、4D Systems提供の「Diablo16-Serial-Arduino-Library」(1.0.3)を使い、Arduino側で対応できる最大のボーレート(115,200bps)でシリアル通信させています。
(gen4-uLCD-70D-SB側は、600,000bpsまで対応可能)

 また、Arduino内部では、Timer1割り込みを使って、100msおきに、CYBER STICKの状態監視をはじめ、内部の温度センサの状態、PCファンの回転数・照明用LEDの照度(PWM制御)などの処理をさせています。

 にしても、わずかいくつかのテキストを表示させるだけで、10fpsを切ってしまうとは・・・。0xF999

 将来的には、TFTディスプレイに、タイニー・ファランクスの各種状態を、グラフィカルに表示させることを構想していたのですが、その実現は、難しくなってきました。

 さすがに、16MHz動作の「ATmega644P」には、荷が重すぎたのかも知れません。

 タイニー・ファランクスの制御にあたっては、それぞれの機器に「分散処理」をさせることを想定していたのですが、こと、TFTディスプレイについては、単体の処理速度に加え、シリアル通信の速度がボトルネックになるようです。

#単に、言われたことをやるヤツより、自ら考え行動するヒトが好きなので、TFTディスプレイも、パッシブではなく、アクティブな制御(表示)ができる機器を選んだはずだったのですが・・・。0xF9D1

Tiny Phalanx, nVIDIA Jetson TX2 Development Kit

 仕方がないので、真打ちを登場させます。

 「Jetson TX2 Development Kit」には、ステレオカメラからの画像解析など、“分析系”に専念してもらいたかったのですが、“表示系”や“制御系”でも、活躍してもらうことにします。

#イコール、これまで「Python」の構文が気に入らなかったので、避けていたのですが、いよいよPythonで書かれた各種ライブラリを扱うことになります。