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2006年11月 Archive

 銀座、和光の時計台。0xF9E3

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 幼い頃、父に手を引かれて、ここの前を通った。

   「ほら見てごらん、これが銀座の時計台だよ。きれいだろ?」

 幼い自分には、その美しさも、優雅さも、まったく分からなかった。

 30年後のいま、その意味が、やっと少し分かるようになってきた。

 時計台は、30年前と、変わらぬ輝きと威厳を放っている。

 その自分は、いまでは別の人の手を引いている。

 あの父の手と同じ温もりが、伝わるだろうか。

 な~んちゃっ亭。0xF9F8

 叙述詩的な文章は疲れるので、いつもの文体に復帰。

 浅田次郎原作の「地下鉄(メトロ)に乗って」を観た(+読んだ)ので、ちょっと懐古主義的になってます。
(い~です、この映画。ぜひ観てください、そして涙してください)0xF9D3

 土曜の午後、銀ブラしていたら、ものすごい人だかりに遭遇。中央通りの幅いっばいに集まっています。

   「なんだなんだ? ブランド品のバーゲンか?」

 え~と、そういう下世話なことではなくて、毎年恒例となった、銀座MIKIMOTOのクリスマスツリーの点灯式が、17:00からあるようです。

 ナイスタイミング!

 んがしかし、もんのんすごい人混みだったので、とりあえず回避。0xF9D8

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 しばらく周辺をブラブラし、またMIKIMOTO前に戻ってくると、ちょうど点灯後のクリスマスツリーが。0xF948

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 ついでに、歌舞伎座も。

 とか寄り道しているバヤイではなくて、急いで目的地へ。0xF9D8
(すでに遅刻してますし~)

 都内某所のお寿司屋さん。なんでも、クルマ好きが集う、少し早めの忘年会があるらしい。0xF8D3

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 まず前座。芸術的な盛り付けの刺盛り。

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 つぎつぎに繰り出される、大将入魂の数々。
(ちなみに、たいしょ~は、ナインティナインの岡村クンに似ている)0xF9F8

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 特上の品々に、舌鼓を打つおぢさん達。
(女性陣は、肖像権保護のため、掲載せず)0xF9CD

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 ついに真打ち登場っ! 霜降り大トロ。0xF9CF

 んがしかし、テクがないので、ちょいとピンぼけ気味。tom_ariさんのように上手く撮れない。

 それにしても、この霜降り大トロ、超まいう~っ!0xF9F7

 得も言われぬ、天にも昇るようなまったり度。しばし、無言で、そのトロけるような美味しさを味わう。

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 そろそろ酔いが回ってきたおぢさん達。(ウィっと)0xF9F0

 すると突然、堰を切ったように、矢のような鋭いツッコミを、このワタクシに入れ始める。しかも、四方八方から。

 堪忍、堪忍っ! いちおう、最年少者なんですから、いたわってくださいよ~っ!
(普通は逆だ)0xF9C7

 ってことで、今年の事情聴取@忘年会は、無事、特に大きな波乱があり、楽しく終わりました~。

   tom_ariさん、junkoさん、juinさん、timさん、E&C(Eさん・Cさん)、
   inoueさん、taxmanさん、hrkさん、hrk相方さん

 どうもお疲れさまでした~。このワタクシ、いぢられキャラであることを、しかと自覚いたしました~。

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#二次会は、tom_ariさん家の空中庭園で。

2006/11/11

 ACCESSにAccessしてきました。0xF8BF0xF9AD

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 いじょう。

2006/11/11
[ ALPINA, Car ]

 いつもニコニコ0xF995、Nicoleさんに行ってきました。0xF8BF0xF9AD

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 本社ショールームの横にある、第二社屋(裏手)です。

 ここの立駐は、すごいんです。0xF9CE

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 B6やM6が、ふつーに置いてあります。
(下段奥もB6。その上がM6)

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 上段は現行のB5、下段は往年のB7 turbo/3 Coupe。
(いや懐かしい)0xF9CF

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 クリーンで整然としたメンテナンスルーム。

 多数のBMWに混じって、2台のB5が、納車前点検を受けています。

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 国内にインポートされたALPINAは、すべてこの本社工場でチェックされてから、全国のBMWディーラーにデリバリーされるとのこと。(写真はB5)

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 なぜにNicoleさんに行ったかというと、ちょうど12,000kmあたりで、「オイル警告灯」が出たためです。

 オイルの交換時期なのかと思い、メカニックさんに見ていただくと、「オイルレベル低下」のメッセージでした。
(「取説ちゃんと見ろよ!」って?

 いや、お恥ずかしい)0xF9C7

 メカニックさんは、なにやらi-Driveを動かして、オイルレベルのチェックをしていましたが、セールスさんとの話に夢中になって、やり方を確認しておくのを忘れてしまいました。
(何やら、i-Driveの画面上に、オイルレベルのバーグラフが出ていたような・・・)

 ちなみに、そのセールスさんは、元TOYOTAさんにお勤めで、その当時から、私のHPをご覧になっていたとのこと。(あちゃ~)0xF9FC

 こんな偶然もあるのですね。

 「BMWは、素性が良いので、絶対にノーマルで乗り続けますので!?」なんて、必死に言い訳してみました。
(が、時すでに遅し。すぐにM5用のパドルが付いていることがバレた)0xF9C7

 オイルを1.5L補充して、無事終了。
(1年ちょっとで、1.5Lものオイルがどこに行ってしまったんだろうと不思議に思いつつ)  

 聞くところによると、M5は、さらにオイルの消費量が多いようです。
(まるで原チャリ並みに、オイルも一緒に燃やしているとか)0xF9C7

 さて、一連のゴタゴタで、通話料金(ではなく、正しくは端末料金の割賦の頭金)が「ゼロ円」になっただけでなく、信頼もすっかり「ゼロ」になってしまった某社ですが、

 2006年10月末時点の携帯電話契約数が発表されました。

10月の携帯電話契約数、auが35万2600件増、ソフトバンクは2万3800件増
(2006年11月8日:ITpro Network)

 TCA(電気通信事業者協会)が公開した10月末時点の携帯電話契約数に依ると、

   ドコモ: 5214万3700 (4万800の純増)
   KDDI: 2660万3100 (20万600の純増)
   ソフトバンク: 1533万800 (2万3800の純増)

となりました。(括弧内は、9月末時点からの増減)

MNP第1ラウンドはKDDIの一人勝ち,NTTドコモが純増数を大きく減らす
(2006年11月8日:ITpro Network)

 また、MNP(番号ポータビリティ)による加入者流動は、

   ドコモ: 約7万の純減
   KDDI: 10万2000の純増
   ソフトバンク: 2万3900の純増 (転入3万1100、転出5万5000)

となりました。(いずれも、各社の公表値)

 結果だけ見ると、ドコモがMNPによる流出により単月の純増数を大きく減らしたのに対し、KDDIが大きく躍進したことになります。
(逆に、ドコモはMNPで約7万も純減しているのに、加入者トータルで約4.8万の純増としたところは、ある意味すごいことですが)

 一方、ソフトバンクは、MNP開始前の下馬評では“一人負けになる”とされていましたが、約2.4万の純増ということで、“予想外”に健闘していることになります。

 一般ピープルの理解は、もちろん、ここまでで良いと思います。

 んが、果たして本当にそうなのでしょうか?

 「2万3800の純増」の根拠を整理してみると、

   MNPによる増減: 転入3万1100、転出5万5000 (差し引き2万3900の減)
   MNP以外の増減: 新規契約19万2100、解約14万4400 (差し引き4万7700の増)

であり、MNPによる2万3900の減と、MNP以外による(純然たる営業活動による)4万7700の増で、差し引き2万3800の純増と言っています。

 さてここで、前述のTCAの公開値を、もう少し詳しく見てみましょう。

 携帯電話の全契約数のうち、「携帯IP接続サービス」の契約数は、つぎのとおり。

   ドコモ: 4719万9900 (1万3400の純増)
   KDDI: 2174万2900 (23万4400の純増)
   ソフトバンク: 1288万4700 (1万8000の純減

 各社とも、プラスの数値がキラキラ輝いて(輝かせて)いる中で、一ヵ所だけ、何故だかマイナスになっているところがあります。

 この「携帯IP接続サービス」とは、ドコモでいえば「iモード」、KDDIでいえば「EZweb」などの、ネット接続ができるサービスのことを指しています。

 先ほど、MNPを除く純然たる営業活動では、「4万7700の純増」になっていましたが、携帯IP接続サービスでは、「1万8000の純減」。

 はて? きょうび、ネット接続のできない端末など、買うヒトがいるのでしょうか?

 その答は、「プリペイド式携帯電話」の加入数にあります。

 TCAの公開値では、「ソフトバンクは数値を公表しておりません。」とされていますが、実は値が公開されています。

   ドコモ:  4万6500
   KDDI:  105万3700 (auとツーカーの合計値) 
   ソフトバンク: 156万5700

 まず驚くべきは、その絶対数の違いです。

 「プリペイド式携帯電話」は、ご存知のとおり、児童買春や荒手の詐欺商法、外国人犯罪の温床とされ、堅気の商売をしているドコモは、一連の社会的問題が顕在化した時点で、契約時の身元確認を厳格化するなどして、販売を減速させました。

 一方、他の2社は、いずれも100万契約オーバーと、ドコモと比べて2ケタ以上も異なる契約数を、いまだに保持しているのです。

 しかし、こんなことで驚いていてはいけません。

 プリペイド式携帯電話サービスには、「有効期限」があり、その有効期限を過ぎると、当然ながら使用できなくなります。あわせて、契約者数のカウントからは、自動的に外されます。

 んが、ソフトバンクは、プリペイド式携帯電話サービスの有効期限を、これまで「180日」であったところを、倍の「360日」に延長しているのです。しかも9月1日から。

ボーダフォンがプリペイド通話料値上げ,番号有効期限は2倍に延長
(2006年7月28日:ITpro Network)

 名称はボーダフォンとなっていますが、時期的には、すでにソフトバンクによる買収が完了し、着々と今回の「予想外割」の構想を練り、“堅牢なシステム”の構築を進めていたころだと思われます。

 この9月1日というタイミングが、9月末の中間決算を睨んだものなのか、はたまた10月24日のMNP開始を睨んだものなのか、定かではありません。

 定かではありませんが、いずれにしても、これまでの約款の180日規定で、使っても使わなくても10月末に自動解約になるはずだった契約が、360日規定に変更したことにより、何もしなくても、労せずして、来年春まで延長(延命)されたことになります。

 すなわち、今回の「流出でも純増」の裏には、少なからず、プリペイド式携帯電話の自動解約先延ばしによる“オフセット”が掛かっているはずなのです。

 おそるべし、ソフトバンク。(そこまでするかっ!)

 この「延命策」を考えついたヒトは、まさに天才です。ここまで悪魔的な、狡猾な数値操作術を思いつくヒトは、ドコモにはいないでしょう。(ある意味、真面目なので)

 しかも、思いつくだけではなく、適切な時期に、前もって実行しているのです。

 気になるのは、その“オフセットの数”です。プリペイド式携帯電話の契約数が「156万5700」ですから、仮にその1%が非有効契約だったとしても、優に「純増2万3800」の意味すら大きく揺るがす数値になるはずです。

(以下、しつこく編集中)

2006/11/06

 Cyber-shot 「DSC-T30」を購入しました。

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 購入した一式です。

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 これまで、キャノンタイプ(キヤノンではない!)の「DSC-F505V」(写真右)を使っていましたが、コンパクトタイプのデジカメが欲しくなったため、「DSC-T30」(写真左)にしました。

#2000年の発売当時は、334万画素の超高精細を誇り、定価125,000円(税別)もしたのですが、いまやケータイも3Mピクセルが普通になってしまいました・・・。

 さて、

 「DSC-T30」は2006年4月21日の発売ですが、その兄貴分として、「DSC-T50」が2006年10月13日に発売になっています。

 ソニラーとしては、「とりあえず、高いほう買っとく?」(または、後から出たほう買っとく?)となりますが、今回は、あえて弟分を購入することにしました。

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 「DSC-T30」(写真左)、「DSC-T50」(写真右)とも、720万画素で光学3倍ズーム、高感度×光学式手ブレ補正と、光学的には変わりがありません。
(その他、カタログスペック的にも、違いはなし)

 最も大きな違いは、カメラ裏面の液晶が、「タッチパネル」になっており、メニュー選択等の操作系が、ドーナツ型の「十字キー方式」から、「タッチパネル方式」に変わっていることです。

 その“売り”は、「複雑なボタン操作ではなく、画面に触れて直感的に操作できる」、というところのようですが、果たしてそうでしょうか。

 ヨドバシカメラの店頭で、両機種の操作性を、綿密なる比較検討をしてみました。
(店員さんからすると、かなりアヤシイ?)

 「DSC-T30」と「DSC-T50」とは、同じメニュー構成になっていますが、「DSC-T50」の方は、階層が深くなればなるほど、3.0インチの液晶上を、ピロピロ・ピロピロ指を動かして、タッチしていかなければなりません。
(しかも、いつの間にか画面が指紋だらけ・・・)

 左手でカメラ本体を支えるとすると、右手の人差し指をタテ・ヨコ・ナナメに縦横無尽に動かしてタッチ、そしてシャッター。

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 一方、「DSC-T30」の方は、右手片方のみでカメラ本体を支えつつ、人差し指をシャッターに軽く添えて、親指で“ジョグダイヤル”ライクにメニューを操作することができます。

 この状態で、すぐにそのままシャッターを切ることができます。
(さらに、左手を添えれば、カメラ本体がより安定します)

 よって、私個人としては、こと「Tシリーズ」に限っては、“タッチパネル方式より、十字キー方式の方が優れている”、との結論に達しました。

 ということで、「必ずしも後継機種が良くなっているとは限らない」、という好例でした。

(注) これはあくまで個人の感覚であり、初心者や年輩の方には、タッチパネル方式の方が扱い易いかも知れません。