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FIA準拠・超高輝度LEDレインライトの製作(3) - Audi R8編

 前回の続きです。

 前回は、以前に作製した「セキュリティLED制御回路」を改造しましたが、ハードウェア的なバグが内在していたため、改修することにしました。

Security LED Conrtol Circuit for Audi R8

 RAIDのアクセス状況を示す「LEDチカチカ回路」と同様、SMD(表面実装素子)を使って、プチ基板を作製しました。

Security LED Conrtol Circuit for Audi R8

 子亀基板の上に、孫亀基板が載る形になります。

Security LED Conrtol Circuit for Audi R8

 「LEDレインライト制御回路」の弐号機です。

Security LED Conrtol Circuit for Audi R8

 回路を解析した結果を踏まえ、10Pのコネクタ(E10b)の7pinを、精密ドライバーを使って引き抜きます。

Security LED Conrtol Circuit for Audi R8

 コンタクトピンは、BMW M3 Coupe(E92)や、Porsche 911 Carrera S(Type 997 Phase 2)と同様、AMP社(現TE Connectivity社)のものです。

Security LED Conrtol Circuit for Audi R8

 7pinのスロットに、制御回路の入力(「ライト・スイッチ・ユニット」からのリヤフォグランプ信号)を挿入します。

Security LED Conrtol Circuit for Audi R8

 引き抜いた信号線に、制御回路の出力(「ビークル・エレクトリカル・システム・コントロール・モジュール」へのレインライト信号)を接続します。

 コンタクトピンのメスとオスを使っているのは、車両側のケーブルハーネスを切った張ったせず、必要に応じて完全に元に戻せるようにするためです。

Security LED Conrtol Circuit for Audi R8

 コンタクトピン同士を接続した部分は、熱収縮チューブで絶縁しておきます。

Security LED Conrtol Circuit for Audi R8

 信号線は、「ケーブルハーネス用フリース粘着テープ」(tesa社製)をスパイラル状に巻き、「インシュロック」(HellermannTyton社製)で結束しておきます。

 純正のケーブルハーネスと、まったく同じ仕上げです。

 と、いうことで、


(自動再生しない場合は、右クリックでメニュー)

 「FIA WEC レインライト」モードです。

 FIAのレギュレーションに準拠し、4Hzで点滅(125ms点灯、125ms消灯)しています。

#公道上で点灯させると大迷惑なので、あくまでサーキット上で荒天時にだけ使用するということで。


(自動再生しない場合は、右クリックでメニュー)

 「ブレーキフラッシング」モードです。

 追突防止のため、素早く3回点滅し、常時点灯になります。

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