NEO TOKYOの「Mirrorcam 3」(MRC-2024)を取り付けて、しばらく経ちますが、気になっていたところを、少し改良してみます。
「ミラーカム3(MRC-2024)の取付(3) - Audi R8編」(2024年9月23日)
Mirrorcam 3本体の上面です。
旧モデルより形状を見直したり、L型コネクタを採用したりして、複数のケーブルがごちゃごちゃしないよう工夫しているのは良いのですが、MicroSDカードの挿入口がここにあるのは、いただけません。
以前にも書きましたが、Mirrorcam 3本体は、天地方向の大きさがけっこうあり(高さ88mm)、天井までの隙間がほぼ無いため、MicroSDカードを取り外すために、いちいちルームミラーを傾けないといけません。
基板上の部品配置や熱設計が根本から変わってしまうのは分かるのですが、MicroSDカードの挿入口は、できれば本体下面にして欲しかったです。
しかも、さらにやっかいなことに、MicroSDカードの挿入口とミラーの背面との間には、3.5mmほどの隙間(段差)があります。
MicroSDカードを抜挿する際、天井までの間隔がほぼ無い中、手探りでMicroSDカードの位置を合わせなければならないのですが、これが本当に至難の業となっています。
画像をよく見ると、ミラーの背面にたくさんの傷が入っていますが、これはMicroSDカードの挿入口を目視できない中、悪戦苦闘を繰り返した跡になります。
一般的なユーザーであれば、MicroSDカードを一度挿入してしまえば、そうそういじることはないと思いますが、職人の場合は、けっこうな頻度で抜挿しています。
その度に、悪戦苦闘することになります。
と、いうことで。
Fusion 360を使ってササッとデザインし、Snapmaker 2.0 A350を使ってササッとアクリル板を削り出します。
#アクリル板は、「タイニー・ファランクス」の端材を使っているので、ライトグレーです。
このような感じで、Mirrorcam 3の背面に、ゼリー状瞬間接着剤を使って固定しました。
MicroSDカードの横幅(11.0mm)に合わせ、溝(深さ1.75mm)が切ってあります。
溝(スロット)が左右非対称なのは、ちょうど画像右側に、USB Type-CのL型コネクタがくるためで、これをギリギリ避けるようにしています。
このような感じで、ガイドに合わせてMicroSDカードをスライドさせれば、直接目視できない状態でも、指先の感覚だけでスムースに挿入することができます。
プッシュ&ポップアップも、問題なくできました。
僅か15.5mm x 16.0mm x 5.0mmほどのちびパーツですが、これまでとは比べものにならないほど、とても便利になりました。
我ながら、天才的なアイデアだと、自画自賛。0xF9F8
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