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Engine (Porsche) Archive

 前回の続きです。

 PSE(Porsche Sport Exhaust System)の制御回路の作製、事前の配線・配管を終え、いよいよPSE本体の取り付けです。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 取り付けをお願いするのはここ、大阪府は堺市にある、「とあるマフラー屋さん」です。

 そう、
   「音に、乗れ。Gに、乗れ。改に、乗れ。」
の“柿本改”(カキモトレーシング(株))さんです。

 夜中に東京を発ち、夜通し高速をつっ走って、あっという間に着いてしまいました、やたら早朝に。0xF9C7

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 左右のタイコ(サイレンサー)は、緩衝材でぐるぐる巻きにして、リヤに積んできました。

 前回の続きです。

 PSEスイッチの制御回路を取り付けたところで、いよいよPSE本体の取り付けに向けた準備を進めます。

#PSE本体は、大阪府は堺市にある、「とあるマフラー屋さん」(謎)にて取り付ける予定です。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 こちらは、PSEの「テクイップメント取り付け要領書」(日本語版)です。

#PDF版を製本しました。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 まずは、プラモデルと同様、不足している部品がないかどうか、入念にチェックします。

#職人にとっては、実物大のプラモデル(ダイキャストモデル)という話も・・・。0xF9C7

 前回の続きです。

 PSEスイッチの制御回路ができたところで、いよいよ取り付けです。

 まずは、「コンバインドスイッチ」を、PSEスイッチ付きのものに取り換えます。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 センターコンソール左右のサイドパネルを外します。

 T30とT20のトルクスドライバーを使います。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 左側のサイドパネルを外したところです。

 前回の続きです。

 評価用の回路と制御用のプログラムができたところで、本チャン用の回路を作成します。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 今回設計した回路です。

 4ケタ万円のクルマですので、誤操作したり焼損したりしないよう、いくつかのフェイルセーフ機能を組み込んであります。

#すぐにパクって商売始めるヤカラが湧くので、回路の一部を省略してあります。0xF9D1

 端子「PSE SW」は、「コンバインドスイッチ」のA10ピンを接続します。その名のとおり、PSEスイッチからの入力です。二段の抵抗により分圧し、PICに入力(GP0ピン)します。

 GP0ピンの前に逆向きに入っているダイオード(D1)は、“ツェナーダイオード”で、回路に一定以上の電圧が掛かった場合、電流を逃がし、PICを保護します。

 端子「EV0, EV1」は、ソレノイドバルブに接続します(無極性)。

 ソレノイドバルブの前に逆向きに入っているダイオード(D2)は、“ダンパーダイオード”で、ソレノイドバルブを開閉した際に発生する逆起電力から、回路を保護します。

 PICの出力(GP2ピン)の先のFETは、NチャンネルのパワーMOSFETで、1A程度の回路を余裕でドライブすることができます。

 MOS FETのゲートの前に入っているブルアップ抵抗は、電源投入直後のPICの初期化前でも、ゲートを強制的に引っ張り上げ、ソレノイドバルブの誤動作を防止します。

 端子「PSE LED」は、「コンバインドスイッチ」のA11ピンを接続します。ソレノイドバルブの動作に応じて、PSEスイッチ右上のLEDインジケーターを点灯させます。

 PICの出力(GP1)の先のTrは、NPNトランジスタで、基板上の部品点数を減らすため、バイアス抵抗内蔵型のものを使っています。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 たいした回路ではありませんが、信頼性を考えて、プリント基板を起こしました。

 前回の続きです。

 「PSEスイッチ」からの入力に基づき、ソレノイドバルブやLEDインジケーターを制御するため、PIC(Peripheral Interface Controller)を使うことにします。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 こちらは、以前にもご紹介した、世界最小のマイクロコンピュータ、Microchip Technology社の「PIC10F200」です。

 8ピンのPDIPパッケージで、小指の先ほどの大きさもありませんが、これでも、チップ内部に4MHzのクロックを内蔵し、処理能力1MIPSを持つ、歴としたRISCプロセッサです。

Porsche 911 Type 997, PSE DIY, Porsche Sport Exhaust System

 「PICkit 3 In-Circuit Debugger」で扱うため、PIC10F200シリーズ専用の書き込み基板を作成しました。

 工房特製、大きさ26mm×22mmの、ミニミニサイズです。