SOARISTO工房 Logo
Home Archive
2007/11/03

 ゆっくりですが、着々と進んでます、ホームシアター計画

light01.jpg

 先に完成後の状態から。

lighting01.jpg

 ホームシアターのライティングですが、空間が明るすぎると雰囲気に欠けたり、逆に暗すぎると目が疲れやすくなったりしてしまいます。

 いわゆる一般的なシーリングライトでまともに照らすのではなく、ホームシアターに適した工夫が必要となります。(詳しくは、こちら

light16.jpg

 ホームシアターのライティングのコンセプトは、こんな感じです。画面を直接照らすのではなく、天井に設置したスポットライトから、画面背面を柔らかく照らす感じにします。

 スポットライトを後付けで天井に設置するためには、ベースとなる「インテリアダクト」が必要となります。

 ということで、まずはインテリアダクト選びから。

light02.jpg

 インテリアダクト「LK04083W」です。ダクト本体に工夫があり、レールを左右に最大300mmスライドできたり、ダクト本体を中心に最大90°まで回転できたりします。

 これまで天井の梁の位置関係により設置できなかったケースでも、レールを可動させることにより、設置できるようになっています。

 しか~し、このモデル、ダクト本体の高さが82mmもあります。実際に実物を見たのですが、これにスポットライトを取り付けると、かなりの天井からの“ブラ下がり感”があります。

 ということで、できるだけダクト本体の高さが少ないモデルにすることにします。

light03.jpg

 インテリアダクト「LGK00102W」です。ダクト本体の高さは、32mmしかありません。

 天井からの露出は、ほとんどレールの高さ分しかなく、天井埋め込み型に近い感じにすることができそうです。

 し~かし、カタログには、

   ・アウトレットボックス取付専用器具です。配線器具には取り付けできません。
と小さい字で書かれています。

 一般ピープルには、何のことやら、さっぱり分からない表現ですが、

   ・設置には、あらかじめ天井内にアウトレットボックスを埋設しておくことが必要で、引掛シーリング(または引掛ローゼット)などへの後付けはできません。
という意味です。

 んが、しかし、ちょっとだけ工夫することにより、取り付けできちゃうんです。

light04.jpg

 一般的な「引掛ローゼット」です。

light05.jpg

 引掛ローゼットを取り外します。

#施工には、電気工事士の免許が必要です。

light06.jpg

 ダクト本体用の取付金具を固定します。

light07.jpg

 配線コネクタの先端がアウトレットボックスに干渉するため、ダクト本体を一部改造します。

light08.jpg

 ダクト本体を取付金具に固定します。

light09.jpg

 スポットライト「LGB54120」を取り付けます。

light11.jpg

 レールの部分に、ダクトカバー「DH0294S」を取り付けます。

 レールに仕込まれた電極を剥き出しにしておくと、電界にカーボンが引き寄せられ、次第に壁の周辺が黒ずんでいってしまいます。ダクトカバーを取り付けることにより、この黒ずみを抑えることができます。

light10.jpg

 あっさり完成。

 ダクトカバーを取り付けたことで、レールの溝が目立たなくなり、“すっきりりんこ”しました。

duct00.jpg

 狙ったとおり、天井の高さが強調されて、なかなかいい感じになってきました。

 あとはBRAVIAを設置するのみ。

〔おまけ〕

 なぜに天井からの厚さに拘っているかというと・・・。

light14.jpg

 リビングのメインに据えたのは、スリムシーリングライト、PANELIAシリーズの「HFA8156」(希望小売価格:70,350円)です。

panelia01.jpg

 一般的なシーリングライトは、厚さ120~150mm程度ありますが、このPANELIA「HFA8156」は、厚さ98mmほどしかありません。

 しかも、本体後方(天井方向)にも配光されているため、天井に光が反射して、間接照明のような効果が得られます。

light15.jpg

 こんな感じで、シーリングライトの厚さを抑えることにより、天井が重たい感じにならず、しかも間接照明により、シーリングライトが浮き上がったように見えます。

 さんざん悩んで選んだ甲斐がありました。かなりお気に入りです。

2007/10/20

 冷蔵庫、洗濯機とくれば、つぎはエアコン。

National CS-63RGX2

 とりあえず、先に完成後の状態から。

National CS-63RGX2

 設計上の、エアコンの取付想定位置です。

 我が家は、工事中オプションとして、4LDKのうち、1部屋ブチぶち抜きでリビング拡大しているため、その名残りとして、貫通口やコンセントが、2ヶ所付けられています。
(最初っから分かってるんだから、どっちか埋めといてくれればいいのに)

 このまま想定位置のどちらか一方にエアコンを取り付けると、ダクトはカクカク曲がって梁の上を走り回るわ、コンセントは使われないまま残るわで、格好悪いことこの上ありません。

 ということで、天の邪鬼な職人は、想定位置を外して、エアコンを取り付けることにしました。

 まずは測量から。

aircon02.jpg

 工房の最新兵器、「壁裏センサー付きレーザー水準器」です。

aircon03.jpg

 寸分の狂いなく、ビタッと水平を出すことができます。
(いまや、レーザーの時代ですよ、レーザーの!)

National CS-63RGX2

 マスキングテープで、取り付け位置をマーキングしておきます。

 取付説明書を見ながら、エアコン本体のダクト取り出し口の真下に貫通口がくるようにし、ダクトカバーが露出する距離が最短になるようにしています。

 コンセントは、ちょうどエアコン本体の真裏にくるようにし、壁の中に埋め込むことで、2ヶ所とも隠せるようにしています。
(2ヶ所の穴は、コンセントボックスを取り外した状態です)

 縦の二重線は、「壁裏センサー」によって割り出した、補強材の位置です。ここまでやっておけば、誰がやっても、綺麗に取り付けられるはずです。

National CS-63RGX2

 ついでに、室外機の据え付け位置も、マーキングしておきます。

National CS-63RGX2

 ということで、取り付け完了。

 業者さんを手伝いながら(邪魔しながら?)、半日掛けて、じっくり取り付けていただきました。立ち会った甲斐があり、驚くほど綺麗に取り付けていただきました。
(○○電設の○○さん、ありがとうございました)

 ダクトも最短、コンセントも隠蔽できたので、“すっきりんこ”です。

National CS-63RGX2

 リビング兼ホームシアターの模様(側面)です。

 据え付け高さを、設置限界ギリギリにしてもらったので、天井高が強調されて、より高く感じられます。
(空気吸い込みのため、本体上面は、天井から5cm以上開けなければなりません)

 今回取り付けたエアコンですが、リビングの広さが、オープンキッチンも含めると22.4畳となるため、某P社の冷暖房除湿ルームエアコン「CS-63RGX2」にしました。(購入価格:230,000円+ポイント)

 「気流ロボット」や「フィルターお掃除ロボット」などを搭載した、某P社の最高級モデルで、冷房17~26畳(暖房17~21畳)用の大型機です。

 「メガアィティブイオン」で、部屋の空気を除菌清浄してくれるだけでなく、“お掃除ロボ”が毎日定刻にお掃除してくれるので、「10年間、お手入れ不要」だそうです。
(お試し好きの職人としては、買わずにはいられなかった~)0xF9C7

 なお、冷蔵庫や洗濯機のところでお気づきになった方もいらっしゃるかと思いますが、職人は天の邪鬼なので、いくら「白モノ家電」といえど、白を買ったりしません。
(というか、この部屋に白を付けたら、絶対ウキます)

 某P社の家電に共通して採用されている、「ノーブルシャンパン」という、ベージュっぽい、穏やかな色にしました。

 ちなみに、日本人は、白がそーとーお好きなようで、BMWもMercedesもJaguarも、日本では、なぜか白が一番よく売れるそうです。

#個人的には、どう考えても、デザイナーがイメージしたカラーとは合っていないので、???な感じではありますが・・・。(まぁ、個人の好き好みの問題ですけれども)

 ということで、またもや某P社の製品が増えてしまいました。0xF9C7

2007/10/14

 いや~、まさか自分でIHを設置しちゃうヒトは、あまりいないと思いますが・・・。0xF9C7

 物好きな方のご参考になればと。

National KZ-VSW33D

 標準の、東京ガスさんのガスコンロです。

National KZ-VSW33D

 ごたくを並べる、いや、ごとくを外します。

National KZ-VSW33D

 片っ端から、取れるもんは、すべて外します。

National KZ-VSW33D

 うちのマンションでは、ガスコンロの後ろ側に、IH用の予備コンセントが来ています。

National KZ-VSW33D

 ガスコンロの下側に接続されているガス管を取り外します。これで、ガスコンロ本体がフリーになります。

#施工には、ガス工事士の免許が必要となります。

National KZ-VSW33D

 ガスコンロ本体を取り外します。

National KZ-VSW33D

 IH本体を据え付けます。かなり重いです。(腰を痛めないように)

National KZ-VSW33D

 グリルカバーや、化粧パネルを取り付けます。

 今回取り付けたのは、この9月1日に発売となったばかりの某P社のIHクッキングヒーター「KZ-VSW33D」です。

 3口すべてがIHで、かつ手前2口がオールメタル対応という、某P社のIHクッキングヒーターの最高峰モデルです。価格も堂々の、希望小売価格409,500円(税込、工事費別)の横綱級。

 実は、工事中オプションで、「KZ-ES32B」(希望小売価格225,750円(税込、工事費別))もあったのですが、3口のうち2口がIH(残り1口はラジエント)で、かつオールメタル対応ではない廉価版モデル(しかも、2世代前)だったため、元より検討対象外でした。

 さて、横綱級の価格の「KZ-VSW33D」ですが、これを“とあるルート”から購入すると、ぬぅわんとっ!驚きの194,000円(税込、工事費別)となりました。(もちろん新品)

 いや~、定価の半額以下で買えちゃうなんて、すごいです。というか、これだけ安くなってしまうと、そもそもの価格設定自体が疑わしくなってきてしまいます。
(まぁ、見掛けの定価を高めに設定して、あたかも値引いたような取付工事費込み価格を出させることで、街の電気屋さんを儲けさせてあげようという、某P社の作戦なのだと思いますが)

 ちなみに、この「KZ-ES32B」を、某「デベロッパーお抱えのインテリア会社」で見積もってもらったところ、362,000円(税込、工事費込)と出ました。

 上記価格には、100V→200V交換の取付工事費が入っているとはいえ、ここでも、
   ♪「右から来たものを~、左に受け流す~」
だけで、16万円以上もピンハネしてるんですね。
(まったく、“高付加価値な”ご商売です。開いた口が塞がりません)

 ということで、またもや某P社の製品が増えてしまいました。0xF9C7

2007/10/13

 ええと、世間一般的には、「N社」なのですが、これだと「某N社」と間違える可能性があるため、社内呼称と同じく、「某P社」と呼ぶことにします(謎)。

National NR-F532T

 某P社さんの冷凍冷蔵庫「NR-F532T」です。この10月1日に発売となったばかりの最新モデルです。(購入価格:230,000円+ポイント)

 コンプレッサーの小型化や最適配置により、このサイズで、ひと昔前の業務用冷蔵庫並みの「525L」の容量を誇ります。(「530L」だったら、嬉しかったのに)

 余談ですが、ソニー好きの職人としては、某P社はガチンコのコンペティターな訳で(AVの分野では)、ソニラーとしては、某P社の製品を買うことなど、「許されざる大罪」な訳です。

#乾電池でさえ、某P社製のしか売ってなければ、ソニー製を探して、他の店に走ってました。

 んが、しかし、ソニーさんが冷蔵庫を作ってくれる由もないので、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」、泣く泣く某P社の製品を買った次第であります。

#KE○YAさん、ゴメンちゃい。(冷蔵庫、作って!)

 この冷蔵庫が、職人の生涯で、2台目の某P社製品となります。

#1台目は、超薄型のETC車載器です。(当時、この薄さは、これしか無かった)

 それはさておき、

National NR-F532T

 最近の冷蔵庫は、タイヘンなことになっています。

 このNR-F532Tは、これまでの青色LEDによる「光パーシャル」(野菜の鮮度キープ、美味しさアップ)などに加えて、ぬぅわんとっ!

「世界初の『光Ag除菌』と『スーパーアレルバスター』搭載」

とかで、銀イオン(Ag+)の力で、庫内の除菌までしてくれるらしいです。

 ほとんど、巨大な「空気清浄機」と化してます。
(お試し好きの職人としては、買わずにはいられなかった~)0xF9C7

 庫内中央には、「Ag+」の文字が青白く浮かび上がり、照明は、このシリーズから(一つ前のNR-F531Tから)、白色LEDに変わっています。

 なんとなく、「2001年宇宙の旅」に出てくる、宇宙ステーション内部のようなイメージ。

National NA-VR1100

 同じく、某P社さんの洗濯乾燥機「NA-VR1100」です。(購入価格:141,800円+ポイント)

 「ななめドラム」に加えて「ヒートポンプ」方式を採用し、これまでのものと比べてエネルギー効率が格段に向上しています。
(ナナメな性格の職人には、まさにピッタリかと)0xF9C7

National EH5442

 ついでに、この9月1日に発売となったばかりのnanoe(ナノイー)イオンドライヤー、「EH5442」も買っちゃいました。(購入価格:18,800円+ポイント)

 現在の「きれいなお姉さん」といえば、“仲間由紀恵”さんですが、職人的には、やはり“水野真紀”さんだと思います。(いまでは後藤田夫人ですが)

 それはさておき、

 これまでの生涯で、まったく買わなかった反動か、ここへきて、某P社の製品が一気に増殖しちゃってます。どうしよう。0xF9C7

2007/10/07

 フロアコーティングのつぎは、とりあえずカーテンです。

Highgrade Curtain

 カーテンの取り付け後です。

 カーテンの生地は、舶来のモノも含めて検討しましたが、分厚いサンプル集をひっくり返していろいろ悩んだ結果、最終的に、国産メーカーの生地にしました。

 ドレープは、マイクロファイバーを使った生地で、アルカンターラほどではありませんが、とても肌触りの良い生地です。(その分、通常の生地に比べて3倍以上の単価になりますが)

 カラーは、これもいろいろ悩みましたが、ホームシアターとなることも考えて、壁材とほぼ同じ色調の「オフホワイト」としました。(コンセプトは、「自分を主張しない、賢いカーテン」です)

 ご覧のとおり、カーテンを閉めた時の一体感は、バッチリです。

Highgrade Curtain

 カーテンの縫製は、大塚家具さんにお願いしました。

 大塚家具さんでは、カーテンの縫製を、「ハイグレード縫製」と「標準縫製」の、2つから選ぶことができます。

 2つの縫製の最も大きな違いは、「標準縫製」では、「2倍ひだ」となりますが、ハイグレード縫製では、「2.3倍ひだ」となることです。
(一般的に、カーテンメーカーにオーダーすると、「2倍ひだ」になりますが、大塚家具さんでは、生地をメーカーから直接仕入れ、自社の工場で縫製しているため、質が高く、かつ価格を抑えたカーテンを提供できるとのこと)

 「ハイグレード縫製」を選ぶことにより、「標準縫製」に比べて、ドレープの山と山、谷と谷との間隔が広がり、ゆったりとした感じになります。(その分、通常の縫製に比べて1.2倍近い値段になりますが)

 また、「ハイグレード縫製」の特徴は、細かくは以下の3点だそうです。

  1. すくい縫い縫製
     すべてのドレープ生地に、すくい縫い縫製を採用しています。縫い目が表に出ず、美しい仕上がりです。
  2. 縫込みアジャスターフック採用
     10cm丈の縫込みフックを採用しています。山が綺麗に正面を向き、お手入れ後の型崩れも防ぎます。長期に渡り、美しいカーテンを維持することができます。
  3. 巾つぎの位置の徹底
     カーテンのはぎは、谷の部分で行っています。はぎ線が目立ちにくく、美しいドレープが表現できます。

Highgrade Curtain

 たしかに、縫込みのラインがゆったりしていて、優雅な感じがします。ウェーブのラインも、綺麗に出ています。

 しか~し、カーテンも侮れないです。気に入ったモノを揃えようとすると、かなり値が張ります。正直、カーテンにこんなにお金が掛かるとは、思いもしませんでした。