SOARISTO工房 Logo

デュアルドライブレコーダー&バックカメラ(11) - 本体取付

 前回の続きです。

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 フロント用の「Z800DR」と同様、リヤ用の「DRY-WiFiV5d」も、φ3mmの砲弾型超高輝度赤色LED「OS5RAA3131A」に替えて、φ4.8mmの帽子型高輝度赤色LED「OS5RKE56C1A」を組み込みます。

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 分解した逆順に組み立て直して、完成。

 改造はこの辺りにして、いよいよドライブレコーダー本体を取り付けます。

Amon N916

 と、その前に。

 ドライブレコーダー本体は、付属のブラケットを使ってリヤウィンドウに固定しますが、この際に、両面テープを用います。

 工房長は、録画された映像の画角が、きっちり左右シンメトリーになっていないと気が済まない質なので0xF9C7、何度かトライ&エラーを繰り返すことが予想されます。

 両面テープは貼り直しが効かないことから、付属の両面テープと同じもの(住友3M製)を用意し、同じ大きさ(39mm×25mm)に切り出しておきます。

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 リヤウィンドウ中央の逆三角形のマークを目印に、センターを出します。

 この位置から、カメラのレンズの中心がちょうどセンターに来るよう、ブラケットの固定位置を割り出し、マーキングしておきます。

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 仮設置したところ。

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 何度かトライ&エラーを繰り返し、ブラケットの固定位置を決めます。

 イイ感じに、左右シンメトリーになりました。

 なお、「DRY-WiFiV5d」には、録画中の映像を確認するためのモニターが付いていますが、画面サイズが対角1.5インチと、画角を調整するには少し小さ過ぎるのと、表示されている映像と実際に録画されている映像とは、微妙にズレがあります。

 画角の調整は、「いったんmicroSDカードを取り出し、録画されている映像をノートPCに映し出し確認する」という作業を、何度か繰り返します。
(左右のCピラーの傾斜の終わる位置などを参考にして、画角を合わせます)

#タイムコストに追われる、横浜やら神戸やらにある、某ボッタクリ「ファッション系チューニングショップ」なんぞでは、こんな細かな調整は絶対にしてくれません。0xF9D1

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 専用のビューアソフトを使って、記録されている情報を表示したところです。

 と、仮設置ができたところで、ケーブルを引き回します。

Tesa Cable Mounting Tape & Nitto Eptsealer

 左側は、ケーブルハーネス結束用の「粘着テープ」(tesa社製)です。

 ドイツのメーカーだけあって、Porscheをはじめとする欧州のほとんどの自動車メーカーで、純正採用されています。

 正式名称は、「ケーブルハーネス用フリース粘着テープ」(tesa 51608)といい、今回は幅19mmのものを用意しました。
(Porscheでは、幅9mmのものをはじめ、使用部位によってさまざまな幅のものが使い分けられています)

 PET(ポリエチレンテレフタラート)を基材とする起毛仕上げの繊維素材で、その名のとおり、フリースのような柔らかい手触りをしています。

 これをワイヤーハーネスに巻き付けることにより、走行中の振動などによる“カタカタ音”を防止することができます。
(粘着力はそれほど強くなく、これ自体でワイヤーハーネスを固定する能力は、高くはありません)

 右側は、「エプトシーラー」(日東電工製)です。

 EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン)ゴムを基材とした発泡素材で、こちらも防振・防音のために用います。

 今回は幅15mmのものを用意しました。

#4ケタ万円のクルマですので、走行中にカタカタ・ミシミシとチープな音がしないよう、しっかりと対策を施しておきます。0xF9C5

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 こちらは、「ULチューブ」です。

 耐熱性・難燃性に優れており、エンジンルーム内などでケーブルを引き回す際に、保護用として用います。

 部材が揃ったところで、いよいよケーブルを引き回します。

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 「PSEスイッチ制御回路」の時と同様、リヤ右側の隔壁のところから、車内にケーブルを引き込みます。

 ケーブルは、PSEキット付属のワイヤーハーネスに準じ、「ULチューブ」の中を通して保護しておきます。
(PSEのワイヤーハーネスの「ULチューブ」は、φ5mmのものが使われていましたが、今回は、φ4mmのものを使いました)

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 リヤの隔壁の車内側です。

 新たに隔壁を通しているケーブルは、PSEの信号線、ブレーキランプの信号線、バックカメラの信号線です。

 3本のケーブルは、純正のワイヤーハーネスに沿わせた後、「アセテート布粘着テープ」(日東電工製)を使って結束しておきます。

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 リヤの隔壁のエンジンルーム側です。

 こちらも、純正のワイヤーハーネスに沿わせた後、「アセテート布粘着テープ」を使って結束しておきます。

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 つづいて、ドライブレコーダー側のケーブルの処理です。

 ドライブレコーダー本体からは、電源用のケーブルとセキュリティLED用のケーブルの、2本のケーブルが出ています。

 この2本のケーブルを、まず、「アセテート布粘着テープ」を使って、等間隔(15cm程度)に結束していきます。つぎに、「tesaテープ」を、2本のケーブルがズレないように注意しながら、スパイラル状に巻いていきます。

 その後、「エプトシーラー」を適当な長さ(3cm程度)に切り出し、ケーブルの円周方向にグルッと貼り付けます。

 ケーブルは、最終的には、リヤウィンドウと車内天井の内張りとの間の隙間に押し込んでいくことになりますが、「エプトシーラー」の貼り付け位置は、ちょうどケーブルがほぼ直角に曲がって、この隙間に押し込まれるであろう位置を狙って貼り付けておきます。

 「エプトシーラー」は、テンピュールマットのような低反発の柔らかい素材で、これがリヤウィンドウと車内天井の内張りとの間の隙間で広がることにより、ケーブルを確実に固定することができます。

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 ケーブルを、Bピラーを経由して、サイドシルまで引き回します。

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 サイドシルの部分も、純正のワイヤーハーネスに沿わせて、運転席右側足下まで引き回します。

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 運転席右側足下のフューズボックスです。

 赤色・オレンジ色・黄色のコードは、以前に作製した「電源取り出しヒューズ」です。

 リヤ用の「DRY-WiFiV5d」のDC/DCコンバータは、フューズボックス上部の空きスペースに、両面接着シートを使って固定してあります。

#後付けのケーブル類をきれいに結束する前なので、グチャグチャになってますが。0xF9C7

Yupiteru Drive Recorder DRY-WiFiV5d

 自作の「セキュリティLED制御回路」は、ここに固定しました。
(下段は、「PSE制御回路」です)

(つづく)

Trackback(0)

Trackback URL: https://www.soaristo.org/mt/mt-tb.cgi/1074

Post Comment