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 前回の続きです。

 「タイニー・ファランクス」に、7.0インチのTFTディスプレイを取り付けます。

Tiny Phalanx, UCTRONICS 7 Inch Touch Screen

 こちらは、今回購入した、UCTRONICSの「7 Inch Touch Screen」(69.99ドル)です。

 これまで、ArbotiX-M用に、4.3インチのTFTディスプレイ(uLCD-43PT-AR)を購入したにも関わらず、放棄し、さらに、7.0インチのTFTディスプレイ(gen4-uLCD-70D-SB)を購入したにも関わらず、またも放棄です。

 タイニー・ファランクスの制御は、「自律・分散」をコンセプトとしていたのですが、いくつかの実験の結果、16MHz動作の「ATmega644P」には荷が重すぎたため、Jetson TX2の画面を直接表示することにします。

Tiny Phalanx, UCTRONICS 7 Inch Touch Screen

 物理的には、7.0インチの、解像度1024×600pixelのTFTディスプレイですが、スケーリングにより、1920×1080pixelに対応することもできます。

#表面にキズが付いているように見えますが、取り付け前の、保護フィルム上のキズのため、問題ありません。

 前回の続きです。

 nVIDIAの「Jetson TX2 Development Kit」に、最新の「JetPack」をインストールし、起動できるようにしてみました。

Tiny Phalanx, CIWS

 こちらは、目下建造中の「タイニー・ファランクス」です。

 まだ基台上部の旋回台座の部分が組み込めていませんが、その前にやることが発見されたため、工程を改めます。

 これまで、Trossen Roboticsの「ArbotiX-M Robocontroller」に、4D Systemsの「gen4-uLCD-70D-SB」を接続したり、SHARPの「CYBER STICK」を接続したりしましたが、いざArduino IDEでスケッチを書いて動かしてみると・・・。

 画像は、CYBER STICKから値を読み出して、TFTディスプレイに表示させているだけなのですが、画面のリフレッシュレートが、10fpsを下回ってしまっています。

 gen4-uLCD-70D-SBは、4D Systems提供の「Diablo16-Serial-Arduino-Library」(1.0.3)を使い、Arduino側で対応できる最大のボーレート(115,200bps)でシリアル通信させています。
(gen4-uLCD-70D-SB側は、600,000bpsまで対応可能)

 また、Arduino内部では、Timer1割り込みを使って、100msおきに、CYBER STICKの状態監視をはじめ、内部の温度センサの状態、PCファンの回転数・照明用LEDの照度(PWM制御)などの処理をさせています。

 にしても、わずかいくつかのテキストを表示させるだけで、10fpsを切ってしまうとは・・・。0xF999

 将来的には、TFTディスプレイに、タイニー・ファランクスの各種状態を、グラフィカルに表示させることを構想していたのですが、その実現は、難しくなってきました。

 さすがに、16MHz動作の「ATmega644P」には、荷が重すぎたのかも知れません。

 タイニー・ファランクスの制御にあたっては、それぞれの機器に「分散処理」をさせることを想定していたのですが、こと、TFTディスプレイについては、単体の処理速度に加え、シリアル通信の速度がボトルネックになるようです。

#単に、言われたことをやるヤツより、自ら考え行動するヒトが好きなので、TFTディスプレイも、パッシブではなく、アクティブな制御(表示)ができる機器を選んだはずだったのですが・・・。0xF9D1

Tiny Phalanx, nVIDIA Jetson TX2 Development Kit

 仕方がないので、真打ちを登場させます。

 「Jetson TX2 Development Kit」には、ステレオカメラからの画像解析など、“分析系”に専念してもらいたかったのですが、“表示系”や“制御系”でも、活躍してもらうことにします。

#イコール、これまで「Python」の構文が気に入らなかったので、避けていたのですが、いよいよPythonで書かれた各種ライブラリを扱うことになります。

 久しぶりの、このシリーズ。

 前回から、10ヶ月以上も経ってしまいまして、じぇんじぇん、“週刊”になってません。0xF9C7

 作製途中で、我が家の水冷PC、「Ultimate Tera Storage Machine」が急に不調となり、新たに「Dual CPU / GPU Machine」に作り直しているうち、あっという間に月日が経ってしまったのでした。

 世界的な電子デバイスの品薄の中、このほど、やっとこさ完成しましたので、本来の「Tiny Phalanx」の作製に、復帰することにします。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 前回は、ベースボードの後部、「Jetson TX2 Developer Kit」や「ArbotiX-M Robocontroller」の各種コネクタが集中している部分を、作製しました。

 今回は、基台後面、上段のパネルを作製します。

CIWS Tiny Phalanx, Rear Connector Panel

 基台後面、上段のパネルを、Fusion 360でモデリングします。

2022/06/25

 前回の続きです。

 アクリル板を組み合わせ、RAIDのスタックボックスを作製し、PCケースにビルトインしたまでは良かったのですが・・・、

LSI MegaRAID SAS 9362-8i Global Active LED Signal Control Circuit

 「LEDチカチカ回路」に、ハード的なバグがありまして、作り直すことにしました。

 左側が、弐号機で、右側が、参号機。

LSI MegaRAID SAS 9362-8i Global Active LED Signal Control Circuit

 「RN1201」を「2SC2458-Y」に、「RN2201」を「2SA1048-Y」に、置き換えています。

#基板上がぴっちぴちなので、ICソケットの下にまで、抵抗を忍ばせています。

 んが、しかし・・・、

 ブレッドボード上では動くのですが、ユニバーサル基板に組むと、なぜだか上手く動きません。

 これまで、「クワトロ・サイドロゴ」とか、「ゲッコー・アイコン」とか、「クワトロ・サイドロゴ」とか、「クワトロ・フロントストライプ」とか、「アクラポビッチ・ステッカー」とか、いろいろやってきましたが、

Audi R8 Carbon Sheet Roof Wrapping
(クリックで拡大)

 一つだけ、やり残したところが。

Audi R8 Carbon Sheet Roof Wrapping
(クリックで拡大)

 そう、ルーフです。

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