

前回の続きです。
約2週間掛かって、はるばるドイツ本国から、部品が届きました。
コンタクトピンだけかと思っていたのですが、補修部品として、コードに圧着された状態で来ました。
ということで、さっそく改造に取り掛かります。
運転席右下の、「足下モジュール」(A4011)です。
右ハンドル車なので、コネクタの位置関係は、WDSの図(左ハンドル車)とは、天地逆さまになっています。
コネクタX10164の7番ピンに、新たにコンタクトピンを挿入します。
同じく、コネクタX14259の15番ピンに、新たにコンタクトピンを挿入します。
コネクタX10164の7番ピンと、コネクタX14259の15番ピンとを、結線します。これで、フロントフォグランプスイッチを押すと、信号「S55V」がアクティブになるはずです。
とりあえず、テスターを当てて、信号「S55V」の状態をチェックします。
フロントフォグランプスイッチを押すと・・・、
回路図の通り、信号「S55V」が、アクティブ(+5V)になりました。素晴らしいっ!!0xF9CF
いや~、ここまで予想通りにいくとは思いませんでした。
自分で言うのも何ですが、世界広しと言えど、ここまでマニアックな電装系チューンをしているM3オーナーは、かなり少ないのではないでしょうか。
(っていうか、いない?)0xF9C7
ドイツから、「プロジェクターフォグランプ」がなかなか届かないので、別の光モノを。0xF9F8
(画像は、某社さんから拝借)
こんな↑製品を見つけました。
「LED F1センターストッピングランプ」と命名します。
(画像は、BMW Sauber F1 Teamさんから拝借)
イメージとしては、こんな↑感じ。
消灯時は白色(透明)ですが、ブレーキランプに連動して、ピカッと赤色に点灯します。
この製品、きちんとしたメーカーが作る、日本製です。せっかくのBMWなのですから、中国製だか韓国製だかの、素性の知れないイイ加減な製品は、絶対に取り付けたりしません。
#メラニンどころか、有機水銀や放射性物質が含まれているかも知れません。0xF9D1
また、電源信号が2種類あり、LEDの輝度100%で点灯させる「ブレーキランプ用」の信号と、LEDの輝度30%で点灯させる「スモールランプ用」の信号とがあります。
#ちなみに、某P社からも、似たような製品(LEDバックフォグ)が出ていますが、某・大手カー用品店にて実物を偵察してきたところ、使っているLEDが旧世代の安モノなのか、弱っちい光しか出ておらず、とてもストッピングランプとしては使い物になりそうにありませんでした。0xF9D1
(いまや、赤色LEDの狭指向性のものであれば、12,000mcdぐらいは余裕で出るのですが)
さらに、そのまま取り付けても面白くないので、少し工夫を加えることにします。
ブレーキペダルの踏下後、2秒間は高速に点滅し、その後、常時点灯に遷移するという回路を自作します。
#そうです、例の、ナニです。気分は、まさに、F1です。0xF9CF
New M3 Coupeは、強大な力を持つブレーキシステムを採用しているため、いかなるパニックブレーキでも、確実にスピードを殺すことができます。しかし、後ろのクルマは、そうとは限りません。自分は停まれても、後ろから追突される可能性は、十分にあります。
コンマ何秒でも、早めに気付いてもらうため、センターストッピングランプを取り付けることにします。
こちらが、届いた製品です。
とりあえず、分解。
φ3mmの砲弾型赤色LEDが、12発使われていることが分かりました。
せっかくなので、もっと明るくすることにします。φ5mmの砲弾型赤色LED(超々高輝度)です。
(指向角:15度、光度:14,400mcd)
比較のため、途中の段階で撮影してみました。左側半分が、オリジナルのφ3mmLED、右側半分が、交換後のφ5mmLEDです。
サチってしまったため、画像ではよく分かりませんが、視覚的には、子供と大人ほどの明るさの違いがあります。しばらく見ていたら、目がチカチカしてきました。0xF8F2
爽やかな秋晴れ0xF9ECの今日、
某所にて、
撮り直し0xF8E2ました。
その我が愛車、この度、2,000kmの慣らし運転を終え、晴れて「ブン回し解禁」となりました。0xF9F8
Mモデルの場合には、通常のBMWとは異なり、2,000km走行後に、「M Maintenance Program」という初回点検を受ける必要があります。
それまでは、エンジンの最高回転数は、「4,000rpm以下に抑えるべし」というお達しがあります。
8月末の納車からちょうど2ヶ月で、2,000kmを走行しました。いよいよ本領発揮です。0xF9CF
「M Maintenance Program」では、エンジンオイルに加え、トランスミッションオイル、ディファレンシャルギヤオイルと、そのフィルター類を交換してくれます。
それにしても、Mモデルは、エンジンオイルの減りが早いです。納車時は、レベルゲージがMaxを指していましたが、2,000km走行後は、ちょうど真ん中辺りを指していました。
MaxとMinの間は、1Lとのことで、2,000km走行で、約0.5L消費したことになります。
よしきさんからのアドバイスを受け、エンジンオイルを常時積んでおくことにしました。BMW指定のエンジンオイル、「10W-60」のリッター缶です。
レベルゲージがMinを指した時に注ぎ足すと、ちょうどMaxまで入ることになります。
ふつーは、モーターショーでしかお目に掛かれないのですが、ここに来ると、ふつーに置いてあります。
世界限定、300台。
フランス郊外の「アトリエ」にて、卓越した職人たちの手で、一台一台、丹念に造り出されるそのクルマの名は、
「Bugatti Veyron 16.4」。
8リッター、W型16気筒4ターボチャージャー。
最高出力:736kW(1,001ps)/6,000rpm、最大トルク:1,250Nm/2,200-5500rpm。
4個のターボチャージャー毎に、4本のエキゾーストマニフォールドを装着。
最高速度:407.5km/h。
0-100km/h加速:2.5秒、0-400km/h加速:55秒。
400km/hの超高速走行では、タイヤへの負担が大きく、約15分間しか保たないとか。
ただし、12分以内に、全燃料(100L)を消費してしまうので、実効上は、問題ありません。
しかして、そのお値段。
100万円おつりがきます、2億円出すと。(諸費用を除く)
それに比べて、我が愛車。その約20分の1の価格で買えます。
なんと経済的なんでしょう。0xF9C7
#ちなみに、HERMESバージョンなども御座いますので、奥様へのプレゼントに如何でしょうか。

